スギ・2~雌雄

 「スギ(杉)」を調べていると “雌雄同株” となっている。植物学を専攻しているわけではないのであまり深く考えたことはないが、図鑑を見ていると雌雄同株、雌雄異株とか、雄花、雌花なんていう説明をよく目にする。『ソメイヨシノはどっち?』なんていう頓珍漢な疑問も浮かんでくるので、ちょっと頭の中を整理しておこう。
 そもそも、花に雄蕊と雌蕊がきちんとあるのが “両性花”。 『ふんふん、これは知っているぞ。これは雌雄同株だ。』 雄蕊と雌蕊のどちらか一方だけしかないのが “単性花” 。『なるほど。これが雄花、雌花か。この両方が同じ株につけばやはり雌雄同株だな。』 クスノキは両性花で雌雄同株。スギは単性花だが雌雄同株で、写真のように同じ幹に雌花(中央)と雄花(左後方)が確認できる。そして雄花、雌花がそれぞれ違う株につくのが “雌雄異株”。 イチョウは雄花が花粉を飛ばして別株の雌花と受粉する雌雄異株。スギは雌雄同株なんだからすぐ近くの雌花に花粉が届けばいいのに、何を考えているのか、何キロも先まで飛んでくる。
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マンサク・4~赤花

 黄色い花のすぐ横で見つけた赤い「マンサク(満作)」。黄色い花の幹と同じところから株立ちしている幹に咲いていた。目の高さには2輪しか無いが、見上げると高いところに赤い花がモジャモジャと花びらを広げていた。図鑑で見るアカバナマンサクほどは赤くなく、先端は少し黄色。園芸種も多いようなので、とりあえずマンサクでひとまとめ。
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ロウバイ・4~実

 花にばかり目が行ってしまうが、一つだけポツンと残っていた「ロウバイ(蝋梅)」の実。まるでミノムシのような形と大きさ。良く見ると下が開いていて中はカラ。違う樹の実を見るとこちらも下が開いていたが種は落ちずに残っていた。その種をちょっと失敬してきたが、今朝NHK “趣味の園芸” で、ロウバイを種から育てると花が咲くまで10年かかると紹介していた。うーん、さすがにそれほど気が長くない。実生はとりあえず中止。
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イイギリ・4~冬

 蓮生寺公園の「イイギリ(飯桐)」。晩秋にたくさんの実を実らせていたが、美味しくないので野鳥には人気が無いなんて言っていた。ところがさすがにこの時期になると美味しい木の実が少なくなって、野鳥たちも背に腹は変えられない。黒ずんだ房がわずかに残っているだけで、ほとんど売り切れ状態。ある本には “イイギリはヒヨドリの好物” という記述もあった。ヒヨドリにとって美味いのか、不味いのか。下柚木のトウネズミモチもヒヨドリの大好物で、あれだけ稔っていたのに見事に売り切れていた。
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