イイギリ・4~冬

 蓮生寺公園の「イイギリ(飯桐)」。晩秋にたくさんの実を実らせていたが、美味しくないので野鳥には人気が無いなんて言っていた。ところがさすがにこの時期になると美味しい木の実が少なくなって、野鳥たちも背に腹は変えられない。黒ずんだ房がわずかに残っているだけで、ほとんど売り切れ状態。ある本には “イイギリはヒヨドリの好物” という記述もあった。ヒヨドリにとって美味いのか、不味いのか。下柚木のトウネズミモチもヒヨドリの大好物で、あれだけ稔っていたのに見事に売り切れていた。
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ロウバイ・3~素心

 百草園の「ロウバイ(蝋梅)」。こちらは花全体が黄色で「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」のようだ。素心とは “中抜け” 状態だと説明にあった。蝋細工とはよく言ったものだが、調べてみるとこの名前は太陰暦12月(蝋月)に咲くことも由来の一つと出てきた。このいい香りと可憐な花は見ていて飽きない。天は二物を与えてしまったようだ。 『何とか実物を見たい!!』 と、先日園芸店で開花した鉢植えを見たが、やっぱり地べたから生えている樹のほうが断然良い。
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ロウバイ・2~開花

 待ちに待った「ロウバイ(蝋梅)」の開花。中央部が暗紫色で花弁が細いので、素心ではないだろう。あちこちからロウバイの開花情報が続き、何とか自分の目で確かめたかった花。先日ニュータウンから南にひと山越えた小山田緑地で “蕾” を発見していたが、わざわざまた1時間歩いて行ってまだ蕾のままだとショックが大きいので(気になって後から車で行ってみたら案の定、まだ蕾だった)、今回は北東にふた山越えて、既に開花情報を得ていた百草園まで足を伸ばした。百草園はニュータウンから少し外れるが、 “歩いても何とかたどり着ける” という場所。最近、書店で “震災マップ” が大人気だが、都心からこの多摩NTまでの道のりと比べれば、百草園までなど目と鼻の先で 『近い、近い。』 とやや強がり。しかし最後の坂道はさすがにきつかった。ロウバイは期待通りの美しさ。見ていると足腰の疲れなど吹っ飛んでしまう。
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ネコヤナギ・1~銀白色

 このあたりでは見かけないと思っていたが探し方が悪かっただけ。大栗川の遊歩道で少しだけ銀白色の花穂をのぞかせていた「ネコヤナギ(猫柳)」。ネコヤナギというと必ず思い出すのが、今から30年前に流行った高石ともやさん(ザ・ナターシャセブン)の “春を待つ少女”。 メロディと歌詞がとても好きで今でも時々口ずんでしまう。紹介しておこう。
 
 『春を待つ娘』(著作権法により歌詞省略)
 作詞・作曲:高石ともや 歌:ザ・ナターシャー・セブン
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マンサク・3~渦巻き

 たびたびの登場だが、えらく気に入ってしまったのでご勘弁。柳沢の池公園と上柚木公園を結ぶ歩道にあった「マンサク(満作)」。花びらがグルグルの渦巻き状態で、蕾のほうはきちんと丸まっている。子供のおもちゃで細い筒を吹くと先がピーンと伸びるあれを思い出してしまった。
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ライラック・1~冬芽

 大栗川脇の遊歩道にあった「ライラック」の冬芽。モクセイ科ハシドイ属の落葉樹。去年この対岸で紫色のライラック見つけたが、花の形をしっかりとは覚えていない。調べてみると、ライラックはヨーロッパにおけるサクラ前線みたいなもので、 “ライラック前線” が春を告げるとのこと。和名は「ムラサキハシドイ(紫丁香花)」でフランスでは「リラ」。ハシドイの由来はいろいろありそうだが、これは花の時期にふれることにしよう。札幌市の花ということで、一度 “ライラックまつり” を見に行きたいもの。いやその前に、まだ、“雪まつり” も見たことがないのでこれも見たい。
 先日撮った写真が暗かったので撮り直したら、今度は穂のような実にピントが合ってしまった。
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ヒヨクヒバ

 ヒノキ科ヒノキ属の「ヒヨクヒバ(比翼檜葉)」で別名「イトヒバ」。サワラの園芸品種ということで公園や和風庭園でよく見かける。これも百草園のもの。細長い葉が糸のように垂れている。ところで今気がついたのだが、 “ヒバ” という名前を何の気なしに使っていたが、漢字にしてみると “ヒノキの葉”。 知っている人には当たり前なんだろうが、園芸素人にしてみれば、とても新鮮。
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チャボヒバ

 ヒノキ科ヒノキ属の「チャボヒバ(矮鶏檜葉)」。ヒノキの園芸品種で別名「カマクラヒバ(鎌倉檜葉)」。足の短いチャボのように小型のところが名の由来。ニュータウンの各戸の庭先やマンションの植栽には洋風のコニファーが流行っているが、昔からのお屋敷や和風庭園ではこのチャボヒバをよく見かける。ヒバ、サワラ、ヒノキと色々撮っているが、まだまだ区別できる眼力はない。チャボヒバとカマクラヒバは違うものとの記述もあるが、とてもそこまで調べる気にはならない。この樹は百草園のもの。
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マンサク・2~開花

 ロウバイの開花情報があちこちから聞こえ、 “まず咲く” という名前なのに、『ロウバイに遅れをとってはまずい。』 と思って咲いた百草園の「マンサク(満作)」。よく見ると枯れ葉がまだ残っていて、あわてて咲いてしまった。寒くて花びらもかじかんでいるようだ。マンサクは花の時期でも去年の葉が残っていることが多いらしいが、せっかちなところは筆者そっくり。
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マメヅタ

 幹ににへばりついているシダ植物はウラボシ科マメヅタ属の「マメヅタ(豆蔦)」。ヒョロヒョロとした髭のような胞子葉をたくさん伸ばしている。この胞子葉の裏には胞子嚢がびっしりあるらしいが、見逃してしまった。それに写真はピンボケ。ロウバイを見に来た百草園での写真。
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