最終日,私は他の出張者と別行動。ちょうどそちら方面に帰るタイ人職員に,約束のレストランまで送ってもらいました。
でも,あいにくこのタイ人は日本語ができない。私はタイ語ができない。しかたなく,慣れない英語で会話しました。
彼は華僑なので,直前のインドネシア出張で気になっていたことを聞いてみた。
「○○さんの祖先はいつごろ中国にきたんですか?」
「さあ,はっきりしませんけれど,3代か4代前だと思います」
「中国語はできますか?」
「まさか。タイの華僑で中国語ができる人はほとんどいません」
「タイって,どのぐらい華僑がいるんですか?」
「30%か40%だと思います」
「そんなにいるんですか。5%のインドネシアとはずいぶん違うなあ」
「タクシン前首相もそうだし,王室にも中国の血統が混じってますから」
「オリジナル・タイ人と仲が悪くないですか」(単刀直入に)
「ハハ,そんなことないですよ」
「たとえば,○○さんがオリジナル・タイ人と結婚するとして,両親は反対しないですか」
「しないでしょう」
(インドネシアでは,華僑とオリジナル・インドネシア人の通婚はほとんどないと聞いたが)
「周りの国で,タイの人が好きな国,嫌いな国ってありますか」
「基本的にタイ人は平和的な民族ですからね。まあ,ミャンマーとは歴史的に戦争したことがありましたから…」
「ラオスが好きな人が多いとか…」
「そうですね,言葉も似ていますしね」
そうこうするうちに,車はスクンビットのソイ26(26街)へ。
帰国後,今度は上海出身の中国人に聞いてみた。
「今回の出張で,華僑パワーを見せつけられたなあ」
「東南アジアは,どこも華僑が支配してますよ」(きまり悪そうに)
「でも,タイの華僑は同化しているけれど,インドネシアはそうじゃないみたい。結婚もしないし」
「そうですね。インドネシア,マレーシア,フィリピンはめったに現地の人と結婚しない」
「じゃ,タイはなんで?」
「だって,タイは仏教でしょう。中国人はイスラムとかキリスト教が苦手なんですよ」
(そうか,宗教かあ。そういや,インドネシア人と結婚した駐在員はイスラム教に改宗したって言ってたな)
インドネシアとタイの,同化の程度に関する疑問が一気に氷解した瞬間でした。
でも,あいにくこのタイ人は日本語ができない。私はタイ語ができない。しかたなく,慣れない英語で会話しました。
彼は華僑なので,直前のインドネシア出張で気になっていたことを聞いてみた。
「○○さんの祖先はいつごろ中国にきたんですか?」
「さあ,はっきりしませんけれど,3代か4代前だと思います」
「中国語はできますか?」
「まさか。タイの華僑で中国語ができる人はほとんどいません」
「タイって,どのぐらい華僑がいるんですか?」
「30%か40%だと思います」
「そんなにいるんですか。5%のインドネシアとはずいぶん違うなあ」
「タクシン前首相もそうだし,王室にも中国の血統が混じってますから」
「オリジナル・タイ人と仲が悪くないですか」(単刀直入に)
「ハハ,そんなことないですよ」
「たとえば,○○さんがオリジナル・タイ人と結婚するとして,両親は反対しないですか」
「しないでしょう」
(インドネシアでは,華僑とオリジナル・インドネシア人の通婚はほとんどないと聞いたが)
「周りの国で,タイの人が好きな国,嫌いな国ってありますか」
「基本的にタイ人は平和的な民族ですからね。まあ,ミャンマーとは歴史的に戦争したことがありましたから…」
「ラオスが好きな人が多いとか…」
「そうですね,言葉も似ていますしね」
そうこうするうちに,車はスクンビットのソイ26(26街)へ。
帰国後,今度は上海出身の中国人に聞いてみた。
「今回の出張で,華僑パワーを見せつけられたなあ」
「東南アジアは,どこも華僑が支配してますよ」(きまり悪そうに)
「でも,タイの華僑は同化しているけれど,インドネシアはそうじゃないみたい。結婚もしないし」
「そうですね。インドネシア,マレーシア,フィリピンはめったに現地の人と結婚しない」
「じゃ,タイはなんで?」
「だって,タイは仏教でしょう。中国人はイスラムとかキリスト教が苦手なんですよ」
(そうか,宗教かあ。そういや,インドネシア人と結婚した駐在員はイスラム教に改宗したって言ってたな)
インドネシアとタイの,同化の程度に関する疑問が一気に氷解した瞬間でした。
大概はキリスト教ですし。
結婚も比較的自由という印象です。
苗字が中国系でも顔はマレー系の人も多いと言う印象。
少ないですが、スペイン系と中国系がミックスした女性は、大変魅力的です。
私が話を聞いた中国人が,キリスト教が嫌いだっただけかも。