犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

混ぜる酒文化~五十歳酒

2006-12-18 02:01:05 | 飲む

 百歳酒というお酒があります。

 アルコール度数は日本酒と同じくらい。焼酎よりは弱い酒です。これを飲めば百歳まで生きられるという意味で命名されたようです。
 いろいろな漢方薬が入っていて,体にはいいかもしれないけれど,少し薬臭い。この臭みを薄めるということで,焼酎と割って飲む飲み方があります。

 通称,五十歳酒

 焼酎(たいていはチャミスル)と百歳酒を足して二で割ると五十歳。ということは,焼酎は零歳?
 まあ,あまり深く考えるのはやめましょう。

 五十歳酒は,爆弾酒のように一杯飲むたびに作るわけではありません。初めから混ぜて飲みます。
 店によって,やかんに混ぜてくれる場合もありますが,五十歳酒専用のボトルが出てくることもある。そこに焼酎と百歳酒をまるごと一本ずつ,ドボドボと注ぐ。

 百歳酒より口当たりがよくなるということもあり,焼酎よりマイルドになることもありで,私もときどき注文します。

 爆弾酒は,洋酒(ウイスキー)+ビール
 五十歳酒は,百歳酒+焼酎

 ほかの組み合わせはないのか。

 あるんですね。

 焼酎+ビール

 ただし,これは特別な名前はなく,また私も一度しかお目にかかったことはありません。ある韓国人とコムチャンオ(ヌタウナギ)で一杯やったとき。韓国人の連れに年配の女性がいたのですが,ビールグラスにさりげなく焼酎を注いだ。

「こうするほうが飲みやすくなるのよ。焼酎だけだときついから」

 私もためしてみましたが,飲みやすいといわれればそうかもしれないけれど,悪酔いしそうなので,一杯でやめました。

※ なお、先日五十歳酒のおかげでちょっとした事件があったんですが、それについてはまた後ほどアップします。

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