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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

梨泰院ミニコンサートの夕べ

2006-05-28 11:44:18 | 日々の暮らし(韓国~2007.7)

 一昨日の深夜の記憶がないので,携帯の通信記録をチェックしてみると,午前1時に馴染みのバーに電話をしていた。確か,一軒目は違うところに行ったはずなのに。おかしいな。不安になって,ママに電話してみました。

「昨日,ぼく,飲みにいきましたっけ?」(なんと間の抜けた質問)
「ええ,いらっしゃいましたよ。4人で」
「そう。まったく覚えていないんだけど,どんな話した?」
「いや,ほとんど寝ていらっしゃったわ。」
「で,計算(=御勘定)は?」
「韓国人の方がすませましたよ。いっしょにタクシーで帰った方」
 どうやら,T氏がぼくを家まで送ってくれたらしい。K氏にも今日また会うし,くわしく聞いてみよう。

 7時に梨泰院でK氏に会うと,開口一番聞いてみた。
「いやー,昨日は異常にテンション高かったですよねえ」とK氏
「え? なんかあばれちゃったかな,ぼく」
「いや,犬鍋さんじゃなくて,Sさんですよ。ほら,R子ちゃんをしきりに口説いてたじゃないですか」
 そういえば,S氏,最初の店に居たアガシがひどく気に入って,作業にいそしんでいた(※チャゴプ:口説くの俗語)。そのあたりはぼくの記憶にもあった。
「ところで,ぼくの様子はどうだった?」
「えっ? 普通でしたよ。ちょっと千鳥足だったけど」
「で,もう一軒いったんだよね。」
「ええ,漢南洞。終わりは2時ぐらいだったかなあ」
 どうやら,特段の失手(シルス:ミス)はなかったようだ。やれやれ。しかし,まったく記憶にないというのは不安だ。ちょっと気をつけなくては。

 ところで,この日はK氏の梨泰院の知り合いが,自宅でミニコンサート兼ミニパーティーをするというので,誘われたもの。件のS氏は,仕事があって来られないという。そのかわり,語学留学中の学生さん2人が来た。
 あいにくの大雨。ホストの家は,イテォンの高台にあり,天気がよければ眺望がすばらしいそうだ。
 すでに,お客さんがいっぱいきており,さすが梨泰院,人種もさまざま。韓国人がいちばん多いがアメリカ人,フランス人,在米僑胞,アメリカインディアンっぽい人もいた。
 8時の開演直前,S氏からK氏に電話。
昨日のあの店,どう行くんでしたっけ。」
「あれ,今日仕事じゃなかったっけ。」
「ええ,そうなんですけど。」(K氏が手短に説明して切ったあと)

「Sさん,あやしいなあ。これから行こうとしてるみたい。」

 さて,演し物ですが,観客以上に国際色豊かでした。
 ペルーの民俗楽器サンポーニャの演奏を皮切りに,パンソリ(春香伝),韓国古典舞踊。そしてメインイベントはホストのイ・ジョンジュさんの混成バンド。イさん韓国伝統楽器コムンゴに,イギリス人のクラシックギター,トルコの伝統楽器サズ,そしてチャングを組み合わせたアンサンブル。6月には国立劇場で公演があり,その後フランスへ公演旅行を行うという。
 それほど広くないホールに,100人以上が入り,立錐の余地もないほどでしたが,盛んに喝采を受けていました。
 その後も雨で遅れた演者たちがつぎつぎに到着,サックスあり,Kpopsあり,バンジョーギターの弾き語り,最後はパントマイムもありました。
 終演は11時すぎ。
「S氏,まだいるかな」
 K氏が携帯に電話すると携帯をとらない。で,私が店に電話してみたら,来ているという。
「まったくもう。ちょっと冷やかしにいくか。」
 ところが,行ってみると,S氏はS氏がアルバイトをしている会社の社長と来ていて,本当に仕事の話をしていたようで,ほとんど素面。もう帰ろうとしていたが,われわれが来るというので待っていたとのこと。

 結局,それから改めて飲み直し,連日の朝帰りになったのでした。(なお,この日は意識を失いませんでした


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