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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

伊香保の博物館

2019-05-05 23:35:19 | フィリピン
 ダニエルは、日本のバイクや車に興味があるそうです。高速道路を走っているときも、ときどき並走するバイクや車を興味深げに観察し、写真を撮ったりしていました。

「車の博物館みたいなところ、ない?」と娘。

「軽井沢のほうにあったような気がするなあ。行ったのは、もう何十年も前だけど」


 天気もよかったので、とりあえず出発してから考えることに。相変わらずの無計画な行動です。

「軽井沢になんて、見当たらないよ。これのこと?」

 関越自動車道のサービスエリアで、娘がスマホ画面を示しながら聞いてきました。

「伊香保? 違うけど、ここも面白そうだね。行ってみようか」

伊香保おもちゃと人形、自動車博物館

 おもちゃと人形と自動車…。おもしろい取り合わせです。

「自動車って、ミニカーじゃないだろうな」

一抹の不安を抱えながら、行ってみました。

「あっ! 藤原豆腐店!」

 ダニエルが興奮しています。

 ぼくはよく知らないのですが、「イニシャルD」 というクルマの漫画があって、ダニエルがフィリピンで愛読していたのだそうです。主人公の家が豆腐屋さんで、それがこの博物館に復元されていました。店の前には、トヨタAE86レビンが。

「なつかしいなあ。ぼくは、昔、86の前のTE71カローラに乗っていたよ」

 ブリキのおもちゃや、テディーベアの展示も充実していましたが、なんといっても自動車の展示が充実していました。

 トヨタ2000GT、スカイラインGTR、フェアレディ2000など、往年のスポーツカー、ホンダクーペ、コスモロータリークーペ、ギャランMR、ベレットGTなどの幻の名車、日野コンテッサ、ミゼット、カローラ、サニー、ブルーバードなど大衆車の初代モデル…。

 私が免許をとったばかりのときに、銀行の営業車を3万円で譲ってもらったのがトヨタパブリカですが、それも展示されていました。

「こんなの初めて見ました!」


 ダニエルは、スカイラインGTR(ケンメリ)の前で何枚も写真を撮っています。

「これ、197台しか生産されていないって」


 博物館の名前にあるおもちゃや人形以外にも、昭和のアイドルのブロマイド、映画のポスターなどレトロは展示ブル、ワイン、そしてなぜかリス(動物の)などもいた。入場料1000円は、たいへんリーズナブルです。

 考えてみると、カーマニアのお父さんが家族連れでやってきても、家族全員が楽しめるような、絶妙な組み合わせになっているのかもしれません。
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