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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

別れの言語学

2007-07-08 08:22:48 | 言葉
 出会いがあれば別れもある。

 日本帰任が決まって,連日送別会をやりながら,実感します。

 韓国語で「別れ」を表す言葉はいくつかあります。固有語では

 ヘオジム 헤어짐

 漢字語なら,

 イビョル 이별 (離別)
 チャクビョル 작별 (作別)
 ソクビョル 석별 (惜別)など。

 ヘオジムは,「出会いと別れ」(マンナムクァ ヘオジム)という表現以外,あまり使われません。

 また,ソクビョルは,日本の「惜別」と,言葉の固さ,ニュアンス(惜しむ気持ちが強く含まれる)ともに似ています。

 イビョル(離別)は,日本語では「離別」というより「別離」のほうに近いでしょうか。別れを言う最も普通の表現です。

 チャクビョル(作別)は日本語では使われない漢字語ですが、韓国ではよく使う。

 イビョル,チャクビョルどちらも同じように使われますが,韓国人に聞くと微妙な違いがあるらしい。
 イビョルのほうは,予想外の,また不可抗力の別れ,というイメージが強い。チャクビョルのほうは,いつか来るとわかっていた(想定内の)別れというニュアンス。
 また,離別は「永遠の別れ」という感じがするけれど,作別のほうは,「とりあえず別れるがまた会えるかもしれない」というニュアンスだそうです。
 つきあっていた男女が関係を清算し,もう会わないようにしよう,というのはイビョルのほう。
 日本に帰国するものの,その後も数カ月に1度のペースで韓国への出張がありそうな私の場合,チャクビョルのほうがふさわしいようです。

 人事(インサ=挨拶)と組み合わせる場合は,必ず作別。
 このところ毎日のように作別人事(チャクピョルインサ=お別れの挨拶)をしています。

 なお,マンナム(出会い,ノ・サヨン)とイビョル(別れ,パティ・キム)は,カラオケのあまり好きではない私の,数少ないレパートリーです。

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