ミャンマー語の先生に携帯でメッセージを送りました。
「先生、引っ越し準備などで忙しいので、レッスンは明日が最後になります。もしよろしければ、レッスン後、ランチをご一緒しませんか」
「OKです。息子も連れて行きます」
翌日、レッスン修了後、赤門で息子さんと待ち合わせ。私のほうは妻も呼びました。
「インド料理にしましょう」
前回、同じメンバーで会食したときは息子さんの誕生日。やはりインド料理でしたが、今回はもう少し本郷三丁目駅に近いところ。先生親子はミャンマー人にしては珍しく、イスラム教徒なので、豚肉の出ないインド料理店が安心なのです。
「誕生日のときは、プレゼント、どうもありがとうございました」
一年も前のことについて、あらためてお礼を言われるというのは、日本人以外では珍しい経験です。普通外国人は、プレゼントをもらうとその場でお礼を言い、翌日会っても、「昨日はどうもありがとうございました」などとは言いません。
「実は、息子は、誕生日に他人からプレゼントをもらったのは初めてなんです。あのピンクのシャツは今も着ないで飾っています」
「そうですか。ぜひ着てくださいよ」
「犬鍋さんは、大阪に行ってもミャンマー語の勉強を続けるんですか」
「続けたいとは思いますが、大阪にミャンマー人がいるかどうか…」
1988年の民主化弾圧以降、日本に亡命してきたミャンマーの知識人たちは、東京、それも高田馬場など一部地域に集住しており、関西に暮らす人は少ないと聞いたことがあります。最近では、若い世代の学生さんたちが、国費や私費で、全国のさまざまな大学に留学に来ているそうですから、そういうニューカマーを捜せば、見つかるかもしれません。
「息子は、5月から日本語学校に通います。授業の時間の関係で、今のアルバイトは続けられないので、何かいいアルバイト先があったら紹介してください」
「品川にミャンマー人の従業員をたくさん雇っている居酒屋があるけど、日本語が上達するためなら、ミャンマー人のいないところがいいでしょう」
今のアルバイト先というのは、日本橋の天ぷら屋さん。お弁当とランチが中心で、午前中にお弁当を詰める仕事をしているんだそうです。先輩のミャンマー人が数人いるらしいのですが、時給に差があって、値上げ交渉が不調だったことから、最近は人間関係が悪くなっているとか。
「ぼくはもう大阪に行っちゃうし、紹介できるかどうかわからないけれど、ミャンマー語の翻訳の仕事ならあるかもしれません」
「ぜひよろしくお願いします」
ミャンマー語のレッスンは、約1年半続き、つごう50回ぐらいのレッスンを受けました。投資額は10万円以上。で、現在のミャンマー語の実力はというと、発音と声調の規則はわかったつもり。ミャンマー文字はきわめて難しいので、だいたいは読めますが、書くのは無理。文法は日本語(や韓国語)ときわめて似ているので、習得に困難はありませんでした。問題は語彙。瞬間的に語彙数800程度に行った時期があったと思いますが、寄る年波には勝てず、定着しているのは300語程度でしょうか。
今後、ミャンマー語を続けるか、新たな言語(ベトナム語やインドネシア語)を始めるか、迷うところです。
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