
タイに最後に出張したのは3年前。それまでは年に2~3回、バンコクに行っていました。
事務所は10年ほど前に竣工した高層ビルです。
初めてその事務所でトイレに行ったときのこと。赤いトイレマークがあったので、これは女性トイレだと思って、向かい側に入ろうとすると、こちらも赤いマーク。
よく見ると、最初に見たのはスーツ姿で、もう一つはスカート姿。
男女を、色ではなく、形だけで区別していたのです。
ほかの場所では、日本と同じように男は青、女は赤というトイレもありましたが、この事務所のようにどちらも赤とか、どちらも黒で、形で区別しているタイプも多い。
四女夫婦(夫はスウェーデン人)が来た時、聞いてみました。
夫「スウェーデンでも、ふつう男が青で女が赤だけど、最近は兼用も増えてる。その場合は半身が赤で半身が青かな。緑の場合もあるね」
娘「そもそも、大学のトイレは全部兼用だったよ」
娘は大学生の時、交換留学で1年間、スウェーデンのルンド大学に通っていたのです。セクシャルマイノリティーに配慮して、あえて兼用を多くしているのかもしれません。
事務所は10年ほど前に竣工した高層ビルです。
初めてその事務所でトイレに行ったときのこと。赤いトイレマークがあったので、これは女性トイレだと思って、向かい側に入ろうとすると、こちらも赤いマーク。
よく見ると、最初に見たのはスーツ姿で、もう一つはスカート姿。
男女を、色ではなく、形だけで区別していたのです。
ほかの場所では、日本と同じように男は青、女は赤というトイレもありましたが、この事務所のようにどちらも赤とか、どちらも黒で、形で区別しているタイプも多い。
四女夫婦(夫はスウェーデン人)が来た時、聞いてみました。
夫「スウェーデンでも、ふつう男が青で女が赤だけど、最近は兼用も増えてる。その場合は半身が赤で半身が青かな。緑の場合もあるね」
娘「そもそも、大学のトイレは全部兼用だったよ」
娘は大学生の時、交換留学で1年間、スウェーデンのルンド大学に通っていたのです。セクシャルマイノリティーに配慮して、あえて兼用を多くしているのかもしれません。
調べてみると、日本の「男は青、女は赤」というトイレデザインが最初に使われたのは、1964年の東京オリンピックだそうです。
私が小学生低学年だったころ(1960年代後半)、校舎は木造2階建て。トイレは一階にしかありませんでした。なぜなら「汲み取り式」だったからです。また、男性トイレと女性トイレは分かれていませんでした。
私の住んでいた地域は高度経済成長期に人口が急増し、校舎も教室数が足りなくなって、私が高学年になったときに建て替えられました。
鉄筋コンクリート、4階建ての新校舎には、各階に水洗トイレが完備されており、洗面台のスペースを中心にして、左右に男女のトイレが分かれていました。男用は壁が水色で、女用はピンク色だったと記憶します。
デパートなんかは、行く機会もあまりなかったのでよくわかりませんが、トイレは男女に分かれていたんでしょう。
最近は、男は青、女は赤というステレオタイプを排した表示も見るようになりました。
つい最近行った、角川武蔵野ミュージアムはおしゃれな作りで、トイレの男女表示はどちらも黒でした。

私は20歳の時、フランスに語学留学したのですが、そのときに通ったカンヌの語学学校のトイレは、男女兼用でした。
男性専用の小便器(いわゆる朝顔)はなく、すべてが個室の洋式。しかも、個室の扉の足元が30センチぐらい空いているのですね。入っている人の足が見えてしまいます。
あるとき、トイレに入ると個室が埋まっていました。個室の中から、勢いよく放尿する音が聞こえてきます。
出てきたのは、同じクラスの美人のスウェーデン人女学生。
私と目が合って、照れ隠しか、にっこりほほえみました。
私のほうはどぎまぎして、きまり悪いことこの上ない。
でも、当時、特に北欧の人々は、そういうのに関しては開放的で、恥ずかしいという意識もなかったのかもしれません。
クラスには、スウェーデン人が3人いて、2人が女学生。彼女たちは、休み時間に、学校のそばにある海岸の砂浜で、男子学生もいっしょにビーチバレーをしたりするのですが、そのときはビキニで、トップレスだったくらいですから。
シャイな私は、ゲームに加わることはおろか、正視することさえできませんでした。
40年前の思い出です。
私が小学生低学年だったころ(1960年代後半)、校舎は木造2階建て。トイレは一階にしかありませんでした。なぜなら「汲み取り式」だったからです。また、男性トイレと女性トイレは分かれていませんでした。
私の住んでいた地域は高度経済成長期に人口が急増し、校舎も教室数が足りなくなって、私が高学年になったときに建て替えられました。
鉄筋コンクリート、4階建ての新校舎には、各階に水洗トイレが完備されており、洗面台のスペースを中心にして、左右に男女のトイレが分かれていました。男用は壁が水色で、女用はピンク色だったと記憶します。
デパートなんかは、行く機会もあまりなかったのでよくわかりませんが、トイレは男女に分かれていたんでしょう。
最近は、男は青、女は赤というステレオタイプを排した表示も見るようになりました。
つい最近行った、角川武蔵野ミュージアムはおしゃれな作りで、トイレの男女表示はどちらも黒でした。

私は20歳の時、フランスに語学留学したのですが、そのときに通ったカンヌの語学学校のトイレは、男女兼用でした。
男性専用の小便器(いわゆる朝顔)はなく、すべてが個室の洋式。しかも、個室の扉の足元が30センチぐらい空いているのですね。入っている人の足が見えてしまいます。
あるとき、トイレに入ると個室が埋まっていました。個室の中から、勢いよく放尿する音が聞こえてきます。
出てきたのは、同じクラスの美人のスウェーデン人女学生。
私と目が合って、照れ隠しか、にっこりほほえみました。
私のほうはどぎまぎして、きまり悪いことこの上ない。
でも、当時、特に北欧の人々は、そういうのに関しては開放的で、恥ずかしいという意識もなかったのかもしれません。
クラスには、スウェーデン人が3人いて、2人が女学生。彼女たちは、休み時間に、学校のそばにある海岸の砂浜で、男子学生もいっしょにビーチバレーをしたりするのですが、そのときはビキニで、トップレスだったくらいですから。
シャイな私は、ゲームに加わることはおろか、正視することさえできませんでした。
40年前の思い出です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます