スペインは、バル(飲み屋)も含めて、屋内は全面禁煙。その代わり、屋外は喫煙天国です。歩きタバコもポイ捨てもOK。灰皿は街のあちこちに設置されているんだから、ちゃんと灰皿に捨てりゃいいのにと思いますが、スペイン人に言わせると、失業率の高いなか、清掃人の仕事を作ってあげているのだとか。
喫煙文化に関していうと、女性喫煙者が多い。これは「目立つ」ということかもしれません。女性であっても堂々と歩きタバコ、ポイ捨てをする。
そしてライターを持っていない人が多い。私が屋外の灰皿のそばでタバコを吸っていると、若い美女がそばに来て、スペイン語で話しかけてきました。私がどぎまぎしていると、タバコをくわえて、ライターで火をつける真似をします。
「なーんだ」
それで私はライターをつけて、女性の口元にもっていき、つけてあげました(昨今の日本製ライターは、子どものいたずら防止のためでしょう。火をつけるのに相当な力が要ります。ただライターを貸しただけでは、女性の力では火がつかないかもしれません)。
「火を貸してくれ」ではなくて、「タバコをくれ」という厚かましいお願いもあります。日本では見ず知らずの人にタバコをおねだりするなんて、まずないでしょう。タバコが高いことに加え、このところの経済危機の影響かもしれません。
ところで、スペインのポストは黄色。日本も赤、韓国も赤、タイも赤なので、ポストが赤というのは万国共通かと思っていましたが違うようです。
「ペルーは?」
同行のペルー人に聞くと、
「さあ。ペルーにポストはありませんから」
という返事。
「手紙書かないの?」
「いえ、郵便局から出します。ポストなんて必要ないですよ」
「南米でポストなんて作ると、ごみ箱になっちゃいますよ」
と横からアルゼンチン人が口をはさむ。
「ポストっていう言葉もないの?」
「いちおう、郵便受けのことを言いますけど、郵便受けもない家が多いなあ」
「じゃ、手紙が来たらどうするの」
「ドアの下から入れるんですよ」
「なるほど」
所変われば品変わる。世界には日本の常識が通じないことがたくさんあります。
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ポストは赤いものという先入観で赤いポストを探してたから見つからなかったんですね。