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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国便り~ウマイ話

2009-04-26 10:51:47 | 韓国便り(帰任以後)
アガシ「犬鍋さん,ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

犬鍋「ムォエヨ?(何?)」

ア「妹がね,最近新しい仕事を始めたの」

 妹さんには会ったことはないけれど,話は聞いたことがある。日本に何年か住んだ経験があり,日本語が堪能。犬が好き(食べることではない)で,日本の愛犬雑誌の記事を日本語に訳したり,家でブリーダーの真似事をしていた(が失敗して売れ残り,今,家で7匹の犬を飼うはめになっている)。

ア「日本のお客さんがね,東大門や南大門の市場で服なんかの商品を仕入れるのを,案内したり通訳したりするの」

犬「日本語,上手だからね」

ア「問題は,その仕入代金を妹が立て替えることになってるのよ」

犬「はあ? なんで通訳者が?」

ア「私もわからないわ。だから,日本ではそのやり方が普通なのか,聞きたかったのよ」

犬「で,いくらぐらい立て替えるの?」

ア「400万ウォン。決済は一か月後」

(!!!)

T氏「マリアンデー(めちゃくちゃだよ)。日本とか韓国とかっていう問題じゃなくて,おかしいでしょう」

犬「妹さんの取り分は?」

ア「購入代金の3割。実際の金額に30%上乗せして請求するの」

犬「3割はすごいね」

ア「別にエージェントがいて,その人がお客さんを紹介してくれるの。3割の中の1割はそのエージェントの取り分よ」

犬「じゃ,エージェントは何の危険負担もなしで1割もっていくんだ。坊主丸儲けだな」

T「なにか問題が起こったらどうするの。お客さんがお金を送ってこないとか」

ア「エージェントが全責任を負うって言ってるらしいんだけど…」

犬「そりゃ信用できない」

T「怪しいね。どう考えてもエージェントが立て替えるべきでしょう」

犬「やめといたほうがいいんじゃない?」

ア「そうかしら。妹に話してみるわ」

 このアガシ,今までにもウマイ話にのってたびたび損をしてきたことがある。

 世の中には「ウマイ話」なんてそうそうないものです(特に韓国では)。

 妹さんが騙されないことを祈ります。

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