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2 失念防止のためのメモ

蹴りたい背中、綿矢りさ

2008年11月21日 | BOOK(売却した本)

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蹴りたい背中、綿矢りさ

河出書房新社

定価(本体1000円)(税別)

〇2003年河出書房新社から発売され、金原ひとみの『蛇にピアス』と共に第130回芥川龍之介賞を受賞した。累計の売り上げは127万部。

あらすじ~理科の授業で仲間外れにされたハツは、同じ班のにな川が読んでいる女性ファッション誌のモデル(オリチャン)に目がとまる。ハツは中学生のとき、隣町の無印良品でオリチャンに会ったことがあり、そのことを言うとにな川は興味を持つ。放課後彼の家に呼ばれ、そこでにな川がオリチャンの大ファンであると知る。後日ハツはにな川に頼まれ、オリチャンと会った無印良品店に向かう。そしてにな川の家で休憩する二人だったが、ハツはオリチャンのアイコラ(にな川作)を見つける。ハツは異様な気分になり、にな川を後ろから思い切り蹴り倒す。

その後、にな川が学校を4日間休む。不登校ではないかと言われるも、ハツはにな川の家にお見舞いに行く。実はにな川は徹夜でオリチャンのライブのチケットを取ったため、風邪を引いたのだった。にな川はチケットを4枚買っており、ハツは誰か呼んで一緒に行こうと誘われる。友人は絹代しかいないので、仕方なく絹代を誘って3人でライブに行く。絹代がハツに「にな川はいい彼氏なんじゃないか」「ハツはにな川のことが本当に好きなんだね」と言うが、ハツは「自分の気持ちはそうじゃない」と思っていた。

ライブから帰ると、バスはもう出ていなかった。仕方なくハツと絹代はにな川の家に泊まる。ハツはよく眠れず、ベランダでにな川と話をする。にな川が「オリチャンを一番遠くに感じた」と言ってハツの方を背にして寝転がると、ハツはにな川の背中を蹴ろうとする。指が当たったところでにな川が気づくが、ハツは知らないふりをする。(wikipedia参照)

〇青春小説、第2弾、そして芥川賞。美人だし人気が出そうであるが。

 

〇綿矢りさ(わたや りさ)~1984年2月1日 京都府生まれ。
2001年「インストール」(河出書房新社)で第38回文藝賞を受賞し、デビュー。
2004年「蹴りたい背中」(河出書房新社)で芥川賞を受賞。
当時、史上最年少の文藝賞・芥川賞の受賞者である。
「蹴りたい背中」は127万部のベストセラーとなった。

2006年3月早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。
2007年 「夢を与える」河出書房新社
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