保健室の先生がソープランドで働いていたワケ 売春教師 都庁内“性行為”に続き 東京都懲戒処分がスゴい(FNN 2021/11/16)
”ソープ嬢”の女性教師 客との”性行為”認める
「実家を離れて都内で暮らす金を貯めたかった」女性教師は、ソープランドで働いていた理由について、そう打ち明けたそうだ。
15日午後、都庁内で行われた懲戒処分会見。
いくつか発表された“不祥事”の中で、記者の注目を集めたのが、この案件だった。
多摩地域の小学校に勤務する28歳の女性教師が、ソープランドで働いていたことにより処分された。
懲戒免職だった。
処分理由よると、女性教師は21年4月3日午後2時ごろから午後11時ごろにかけてソープランドに勤務。
男性客を相手に性的なサービスをした。
そして、その対価として店から現金を受け取ったという。
店の所在地や女性教師がいくら受け取っていたのかは不明だ。
狭い個室の中で、女性従業員が男性客を相手にどのようなサービスをするのか。
それは当事者しか知り得ない。
それがソープランドだ。
ただ、女性教師は聞き取り調査に対して、男性客と“性行為”に及んだことを認めたそうだ。
このため東京都は、女性教師が「売春をした」と判断。
教師として「不適切な行為」と認定した。教師の傍ら、ソープ嬢として働いていた「兼業」も処分対象とされた。
「売春」「不適切な行為」「兼業」で“クビ”になったと言う訳だ。
「兼業」だけならば、ここまで厳しい処分にはならなかったのではないか。
担当者に見解を求めたいところだ。
「保健室の先生」がソープランドで働き始めたワケ
女性教師は、養護教諭、いわゆる保健室の先生だった。
都内の公立中学校で働き始めたのは18年11月。
育児休業に入る教師の代替教員だった。
20年3月任期が終わり、翌月から現在の勤務先の小学校に移った。
ここでも同様の代替教員だった。
1年契約の非正規教員で、給与は20万円台の後半とみられている。
女性教師がソープ嬢の“顔”を持ち始めたのは20年2月。
中学生を相手に保健室で働いていたころだ。
本人の説明によると、毎日出勤するような勤務形態ではなかったそうだ。
多い時で月に数回、店に出て、男性客を相手にしていたという。
動機は、ひとり暮らし。親元を離れて都内で生活するには金が必要だ。
突然届いた”匿名メール” ソープでの”副業”が発覚
ところが、ソープランドで働き始めて1年余りが経った21年4月、教育委員会に匿名のメールが届く。
「教師が風俗店でバイトをしてもいいのか」という内容だった。すでに、ひとり暮らしの“軍資金”は貯まっていた。
ただ、「お金はあるに越したことはない」「取り急ぎお金が欲しい」。そう思って、ズルズルとソープ嬢を続けていた。
その矢先に、人に言えない”副業”が見つかり、誰かにチクられた。
知り合いが客として来店していたのか。
はたまた、店に出入りするのを目撃されたのか。
発覚の経緯は分かっていない。
女性教師「児童を裏切り、心より反省」
女性教師は聞き取り調査に対して、「校長はじめ児童、保護者の信頼を裏切り、心より反省しています。教員として、あるまじき行為でした。私の考えの甘さから大変なことをしてしまったと重く受け止めています」と話しているという。
当サイトでは、これまでにも東京都の懲戒処分会見の内容を取り上げてきた。
地下アイドルの追っかけをするために“週3回”売春をしていた女性教師。
都庁内で性行為に及んでいた職員の男女。
そして今回が、ソープ嬢の顔を持つ保健室の先生。
嘘みたいな出来事。
第1弾。
「FNNプライムオンライン」2021年に読まれた記事ランキングTOP20のうちで、第15位。