2018/04/13 読書メモ 途中~言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘玲 新潮新書 本体780円 ブックオフ108円
橘 玲(たちばな あきら、男性。1959年 - )は、日本の作家。本名は非公開。早稲田大学第一文学部卒業。元・宝島社の編集者。日本経済新聞で連載を持っていた。海外投資を楽しむ会創設メンバーの一人。2006年「永遠の旅行者」が第19回山本周五郎賞候補となる。デビュー作は経済小説の「マネーロンダリング」。投資や経済に関するフィクション・ ノンフィクションの両方を手がける。2010年以降は社会批評や人生論の著作も執筆している。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではないーだが、それらは絵空事だ。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、口に出せない、この不愉快な現実を直視せよ。
【目次】(「BOOK」データベースより)
Ⅰ 努力は遺伝に勝てないのか
(01) 遺伝にまつわる語られざるタブー
論理的推論能力の遺伝率は、68%
一般知能(IQ)はの遺伝率は、77%
知能の違いの7から8割は遺伝で説明できることを示している。
※68%の意味は、68%が遺伝の影響、32%が環境の影響という意味。
※68%の確率ということではない。確率と混同しないこと。
統合失調症の遺伝率は双極性障害・躁うつ病と並んで極めて高く80%を超えている。
統合失調症が82%
双極性障害が83%
知能より、精神疾患は、遺伝の要素が高い。
両親、親族に精神疾患の者が存在していたら、要注意。
更に環境がプラスされる、最悪。
テレビでは言えない、苦情電話が局に殺到する。
新聞に記載出来ない、バッシングされる。
ネットなら炎上する。
真相、或いは真実に近い事柄は、不味い。
嘘、虚偽でも優しい事柄は、好まれる。
自分の知能は、親からほぼ受け継いでいる。
努力は、無駄ではないが、ある程度まで。
私の子供もそう、私と配偶者の知能を受け継いでいる。
天才児にはならない。
平凡な子供に育った。
日本のような島国では平凡が1番。
生存戦略として、適格な資質。
天才ならイジメに遭うか、無視される。
おバカなら、確実にイジメに遭うし、職業が限定される。
そこそこの収入を得られない。
困窮する。
アルバイト、派遣社員で、年収800万円以上は無理。
配偶者を得るのも厳しい。
平凡な人たちの間での競争。
国公立大学卒、有名私立大学卒の卒業証書を得る競争にまず勝つこと。
1部上場企業への就職、就活に勝つこと。
年収800万円以上は、ほぼ確実。
(02)「頭がよくなる」とはどういうことかー知能のタブー
(03) 知識社会で勝ち抜く人、最貧困層に堕ちる人
(04) 進化がもたらす、残酷なレイプは防げるか
(05) 反社会的人間はどのように生まれるか
Ⅱ あまりに残酷な「美貌格差」
(06)「見た目」で人生は決まるー容貌のタブー
(07) あまりに残酷な「美貌格差」
(08) 男女平等が妨げる「女性の幸福」について
(09) 結婚相手選びとセックスにおける残酷な現実
(10) 女性はなぜエクスタシーで叫ぶのか?
Ⅲ 子育てや教育は子どもの成長に関係ない
(11) わたしはどのように「わたし」になるのか
(12) 親子の語られざる真実
(13)「遺伝子と環境」が引き起こす残酷な真実