レアな人のために。

昨日アップしたブーゲンビレアの鉢植。
ピンクのかたまりの中に枯れ落ちた花がしがみついていた。

捨てようとしたけれど、よく見るととてもきれい。
グロく見える人には申し訳ないけれど、ワタシには美しい。


美しい時はひととき。


何度か書いた気もするけれど
美魔女とか全く興味ないし、なりたくない。




目の下のたるみやシミ・・・
そんなもん自分が気にする程だれも気にしてやしない・・らしい。



こんなワタシでもいい。
そう言ってくれるレアな人のために、ワタシらしく齢（よわい）を重ねていけたら。


枯れたブーゲンビレアを美しいと思う
ワタシの様な変わり者もきっといると信じて。

それでよし。

ブーゲンビレアの花。
ピンクのきれいな部分じゃなくて白い小さいやつ。
目立たないけど、白い小さいやつ。





昨日は雨。実家で母の何気ない話を聞きながら同じテーブルで切り絵。
下を向きながら黙々と作業。だけどちゃんと耳だけは働かせてうなずく。


甥っ子が学校代表で陸上競技会に出た話を楽しそうに聞かせてくれた。

ワタシもそれ出たってば。って言うと『え？そうなの？知らんかったわ・・。』と言う母。
知らんわけないやろ？って言ったけど、また知らんかったと言う。


『そんだけワタシに興味が無かったっちゅうこっちゃね。』
と言ってしまったワタシ。
言われた母は『そうだな～。』と言って笑っている。


今更数十年前の話をグチるつもりは無かったのに。
母の愛情が昔から弟に傾いていた事、気づいて欲しかったのかな。
もう今更どうでもいいはずなのに。



ま、いっか。母は全く気にしてなかったみたいだから。
冗談だと思ってるよね、それでよし。

心鎮まって、今。

子持ちセダム。かわいい子供が次々と腕の様に付いては伸び。
まるでwellcomeって手を広げているかの様。




土日で旅して来ました。といってもピンポイントで熊野と紀伊勝浦辺り。



古に思いを巡らせ、城跡にたたずみ。そして
遥か彼方、なだらかに弧を描く青い水平線を眺める。
それだけ。



車の中で話すのは思い出話や息子の事。
他人が聞いたら、いつまで同じ話で盛り上がるのか？と
思われる程、いつも同じ話で笑う。

負け惜しみではなく。海外や遠くに行きたいとは思わない。
場所は近くで構わない。ただ、思い出が作りたいだけ。記憶が欲しいだけ。



夫婦には共通の思い出があれば、それでいいじゃないか・・と言われた事がある。
正直、そんなきれいごとでは意味をなさないと思っていたけれど


心鎮まって、今。
それもそうだね、と思えるワタシなのです。

ワケも無く登校してみました。

本当に久しぶりで切り絵。

何があったわけでもなく、じっくりと向かい合う程の時間がなくて。
ただそれだけ。

切り絵しながら、うたた寝をし
机の脚にスネをぶつけて痛みで目が覚める始末。

何となく朝の雨につられてボンヤリモードのワタシでした。




昨日、実家に行きました。
時間を持て余していたので散歩に出る事に。

卒業した中学校までフラフラと歩く事25分。
実に35年ぶりの登校。

雨の日も風の日も歩いた通学路はただただまっすぐで、ほとほとうんざり。
辛い事があって登校拒否したい、それさえ言えず渋々歩いた通学路。



中学校にプール、無かったろ？
後で弟にそう言われて、それさえ気づかず、場所も思い出せない。


中学時代。淡く苦い記憶の彼方。

カワイイヒト。

自分でアップした去年のブログを見直してみる。
何とも心細げな内容で。


自分が壊れた、そう思った日々。
あれから一年。



あれ、ワタシ、思いっきり笑ってる。


壊れる前に戻れたような。
いや・・


前のワタシに戻らなくていい。
別のワタシでいい・・・。

ちょっと違うワタシになりたい。

カワイイヒト　になりたい。




写真はハオルチアという多肉植物。
何とも不思議な外見だけど、カワイクてつい見入ってしまう。

カワイイヒト・・いいな。

蹴り倒したい背中。

先日、帰省して来た息子と食事中・・・

実は・・・・
来年の夏に・・・・と彼が切り出した。


キタ～・・・と思った。

ワタシはぎょっとして食べていた物がノドに詰まりそうになった。
とうとう切り出すか？・・・結婚。




口から出たのは『来年の夏、ミラノ万博　に行きたいと思ってる。』って・・・



あー、ビックリした。
けど、ちょっと安心したのも本当のところ。
けど、のんびりしてるとダメだよって言いたかったりもする。


心の中で『ミラノ万博は新婚旅行にしてしまえ！！』と叫びたかった。



後でわかったけれど、父である婿殿も同じ事を思っていたそうで。

背中を押すどころか、蹴り倒さなければ息子は結婚しないかもしれない。

愛おしく、限られた香り。

ずっとバラの花の中に居る小さな蜂をみていました。
忙しそうに花粉のだんごを足につけています。

この花は僕だけの物。
そんな感じで忙しく、また丁寧に、花をさぐっておりました。



蜂は花の香りに誘われて寄って来たのでしょうか。



香り。

父が亡くなり数ヶ月経った頃、母が言いました。
押し入れやクローゼットを開けると父の匂いが残っていて、思い出しちゃう・・・。

第三者にはタダの体臭でも　愛する人のそれは
とても愛おしく、限られた香りなのだと。



ワタシには愛する人の特別な香りを、嗅ぎ取る力があります。
それは誰にでもある物だと、ワタシは思うのです。

そこはちょっと違うのだ。

今　流行りのペンシルスカート。
元々は長いスカートのシルエットが鉛筆に似てるからだとか。
近頃は丈が短くなってあんまりペンシルらしくない。


お店に着くまで、ネイビーブルーのスカートが欲しいと思っていたのに
買ったのはホワイトデニム。

試着したら、なんとかなりそうだったので。
ちゃんと探せばあるもんだ。


ホワイトデニムにチョコットひざ出し。
なま脚ではだめでしょうか。



今までだってひざ丈のデニムパンツ履いてたんだから
大して変わらないだろうと思うでしょう。

そこはちょっと違う。


ちゃんと振る舞わないと見えちゃうからね・・・。
おばさん化を食い止めるために
短めスカートを一着。

知っているのは、ワタシだけ。

グリーンピースの季節。
完熟の豆はホクホクしていて。今夜は豆ご飯でもしましょうか。

サヤをプチン、と割ると中には美しいグリーンピース。
一列ずらり。キラキラ、ツヤツヤ粒ぞろい。



サヤを開いたのはワタシ。
そして美しい豆の整列を見たのはワタシだけ。
世界に一人、ワタシだけ。


フフフって笑えて来た。




いつもはそんな素振りを見せない誰かの
隠しているウラの顔を見た時と同じ気持ち。


知っているのは、ワタシだけ。

世界で一人、ワタシだけ。

大丈夫、大丈夫。

婿殿と息子の長い連休が終わって、それぞれ活動の場へ戻って行きました。
たいして大きくない我が家。一人になるととても広い空間に感じます。

空の巣症候群が引き金になって体調を崩し始め1年。

長期の休日で家族が揃うと比較的体調がいい。
ワタシの生活も主婦モード　スイッチON。

そして一人の生活が戻って来て
ジコチューモードへシフト。どうも上手く行かない。
淋しくなったり、泣きたくなったり。
それでも以前よりずっとマシになってちょっと前進。


大丈夫、大丈夫。
きっと誰かが手を差し伸べてくれるから。
強がらず素直になれば大丈夫。


そうやって自分に魔法をかける。

大丈夫、大丈夫。ねっ（＾＾）b