小さな魔法で・・。 2015年08月18日 10時34分59秒 | 切り絵 息子が使っていた部屋。 いつも、ドアを開けると何となく息子の香りが残っていた。 家を出て三年目。 わたしの空の巣歴も三年。ベテランの域。 月日はわたしの気持ちを少しずつ鎮めてくれているようで 淋しさの波は穏やかになりつつある。 お盆休み。 初めて息子夫婦が我が家に泊まっていった。 休み明け。 部屋のドアを開けると・・・・・ 息子の香りが消えていた。 どうしてなんだろう。どうしてなんだろう・・。 息子の香りはなぜ、消えてしまったんだろう。 わたしの心のせいじゃなく、小さな魔法で消された感じ。
ウェルカムボードに想いを込めて。 2015年07月29日 16時08分22秒 | 切り絵 いつから切り始めたか思い出せないけれど かなりの時間を費やして作り上げた ウェルカムボード。 一刀一刀心を込めて。 私に出来る事で祝福の気持ちを現したかった。 たくさんの花や生き物に囲まれて 笑顔でブーケを渡す花婿、受け取る花嫁。 これを見る人たちも笑顔になってくれますように。 ウェルカムボードに母の想いを込めて。 末永く笑顔が続く二人でありますように。 From mama
桜は美しい、そして。 2015年04月01日 11時33分04秒 | 切り絵 桜の季節になりました。 今日はしっとりと雨。 桜は美しい。 桜が咲くのが待ち遠しい。けれど 本当は苦手。 いろんな思い出が心の中に降って来る。 まるで桜の花びらの様に。 一枚、いち枚。 いい思い出も、切ない思い出も。 いっぱい、いっぱい降って来て 肩に乗り、髪に乗り・・・ 桜は美しい。 思い出も美しい、そしてそれは切ないまま。
母親の端くれ。 2015年01月26日 15時40分33秒 | 切り絵 年明けに婿殿、そして昨日より息子、それぞれ違う場所で 同じインフルエンザを拾って来た。 ワタシは予防接種を受けたけれど、安心は出来ない。 お母さん、頭と腰が痛い・・・インフルエンザかな。 と申し訳無さそうに具合が悪いと言う息子は ワタシに移るから自宅へ戻ると言う。 そりゃそうして欲しいけれど、病人を一人帰すのは酷だし、心配。 小さな頃からほとんど寝込む事の無かった彼だから たまの看病、今年結婚すればもう無い事でしょう。 もし仮に移る事が無いなら、 眠っている息子の頭をそっと撫でたい気持ちにさえなる。 看病されるよりする方がシアワセ。これでも母親の端くれだから。 たとえ自分は誰にも看病されないとしても。
終わるもの、始まるもの。 2015年01月05日 15時41分45秒 | 切り絵 年明けて、あっという間の1月5日。 本日仕事始め。行くまで気が重くて仕方なかったが行ってしまえば大丈夫。 年末夫婦で輪島に一泊旅行。 美味しいものを食べて、少しお酒も飲んで。いい旅でした。 特に忙しかったわけじゃないけど 大した掃除もせず、気づけば正月飾りや鏡餅さえ忘れてた。 それでもお正月はきてくれた。アリガタヤ。 息子独身最後の年末帰省。 大晦日昼間で寝てたけど起こさず。来年今頃はきっと お嫁さんにお尻を叩かれて大忙しなんでしょう。 家族三人でお雑煮を食べるのも最終回。 来年のお正月はきっと夫婦で静かに。 そして 私たち家族にもう一人、お正月から仲間入り。 息子のフィアンセが家族デビュー。4人で初詣。 終わるもの始まるものあれこれ。 2015年、写真の様にカラフルでポップな一年になります様に。 心弾む出来事がたくさんありますように。
ちまちま。 2014年11月12日 12時08分34秒 | 切り絵 切り絵を始めて1年。我流です。 人の作品もあまり見ません。 おそらく、競争心が湧いてくるのが面倒なんだと思います。 結局、趣味なんだから楽しければいい。 そこにたどり着いたんでしょう。 ジョギングに関しても然り。 図柄を切り出している時、 小さい事をチマチマ、ちまちま、考え続けています。 それは終わりの無い物語の様。 淋しい時、時間を持て余している時 切り絵に助けられていますが ワタシはこの先、いくつ作品を作って行くのでしょう。
男として、夫として。 2014年10月27日 16時09分02秒 | 切り絵 庭に名前の知らない花が咲いています。 調べれば判りそうですが、別にどうだっていいんです。 カワイイ花、それでいいです。 息子がスニッ○ーズのCM(お腹が空くと豹変する友達)を 見ながら笑っているので聞いてみました。どうして笑ってる? 彼女がお腹が空くと黙り込むそうで。 結婚式場の契約へ出かける途中で無口になったとか。 『おなか空いたの?』って聞くと『ウン。』って。 パンを買って食べたんだ・・・・と言いました。 電車で居眠りしてしまい乗り越した彼女を 知らない駅まで迎えに行く。 『お仕事、お疲れだったのね。』って笑ってやった~って。 ワタシには見せた事の無い優しさ。 持ち続けてくださいね。男として、夫として。
秋雨のせい。 2014年10月22日 12時23分44秒 | 切り絵 秋の長雨なのかしとしとと雨が降る。 何となく気持ちも体も上がって来ません。 空の巣症候群と更年期障害。 どちらとも言えない治療を続け、大きく見れば 体調は落ち着いています。 小さな愁訴はちょこちょこ。気持ちもどんより。 また婿殿が単身赴任し、一人の暮らしが近い将来戻って来る。 今の落ち着いた暮らしは期間限定とわかってる。 怯えながら、諦めながら 『そんな波のある生活を楽しもうよ。』と心をもみほぐすワタシ。 経験者の話にも同じ事。この生活に慣れる事。 これしか無いみたい。 きっとこの雨がやんで、お天気になれば ジョグが出来て、気持ちも体も上がってくるのでしょう。 この沈む気持ち。それはきっと秋雨のせい。
次はジェラートを。 2014年09月29日 17時29分05秒 | 切り絵 リスが美味しそうな木の実に囲まれているデザイン。 秋本番、ワタシの好きな栗やフルーツが美味しい季節。 昨日、息子が『こっちへ来る?』と呼んでくれた。 彼が車のハンドルを握り、慣れた様子で街をドライブ。 以前から聞かされていたインド料理屋へ。 特別な店ではないけれど、案内してくれた事がウレシかった。 もちろん料理も、大きなナンがビックリで美味しいお店。 息子はこの地方に馴れ親しみ 親を案内したいと思えるようになったのね。 彼をアパートに送り届け、じゃあね・・って握手した。 気をつけて帰ってねと息子に言われ見送られるのはやっぱり淋しいけれど もう涙は出ない。 しっかりやってるのを見届けたから。 次はウナギとジェラート食べに行こう、って誘ってくれたから。
初秋の朝に。 2014年09月10日 09時51分48秒 | 切り絵 早朝6:00のジョグ。やっと明るくなった。 稲の波が秋の風にさやさやとなびき、風の足跡みたいに波紋を広げて行く。 なんて気持ちのいい朝。 あ、カワセミだ。 翡翠色の鳥がすいーっすいーっと稲の海を渡って行く。 犬の散歩をさせている女性の前をすいーっと飛び抜ける。 残念ながら彼女は犬に気を取られて下を向いていた。 見えなかったよね。 青い鳥。 ラッキーな事や小さな幸せはきっと、あちらこちらにあるんだろう。 それを見つけられるかどうか。気づくかどうか。 虹を見つけたときもそう思った。 青い鳥を見たからって、実際いい事があるわけじゃないけど 気持ちだけでもハッピーで満たされていいんじゃないのかな。