ennui   by imu

フランス語ではぼんやりとかトロンとしたとか、気怠いとか。
そんな力の抜けたブログとしてリニューアル。

愛おしく、限られた香り。

2014年05月16日 13時54分16秒 | 絵日記




ずっとバラの花の中に居る小さな蜂をみていました。
忙しそうに花粉のだんごを足につけています。

この花は僕だけの物。
そんな感じで忙しく、また丁寧に、花をさぐっておりました。



蜂は花の香りに誘われて寄って来たのでしょうか。



香り。

父が亡くなり数ヶ月経った頃、母が言いました。
押し入れやクローゼットを開けると父の匂いが残っていて、思い出しちゃう・・・。

第三者にはタダの体臭でも 愛する人のそれは
とても愛おしく、限られた香りなのだと。



ワタシには愛する人の特別な香りを、嗅ぎ取る力があります。
それは誰にでもある物だと、ワタシは思うのです。