ennui   by imu

フランス語ではぼんやりとかトロンとしたとか、気怠いとか。
そんな力の抜けたブログとしてリニューアル。

胎内回帰

2005年11月18日 17時21分10秒 | 絵日記

笑われるかもしれません・・・

月のきれいな夜、まるで街路灯がついているの?と思わせる程
外が明るい晩があります。


そんな晩は部屋の灯りをつけず
月明かりだけでしばらくたたずんでいたりします。
緑がかった透明なベールが空から降りてくる・・・
そんなふうに私には思えます。

小さな頃からとても月が好きでした。

絵画でも写真でも月は大好きですが
殊更に海と月がコラボレートしている場面は心惹かれます。

笑われるかもしれません・・・
と言ったのは、時々私がやっている事です。

胎内回帰・・・
お母さんのお腹にいるときに戻る、という事です。

そんな事は出来るはずもありませんが
体感できるときがあります。

月の明かりのきれいな晩
浴槽にたくさんお湯があれば、
髪は濡れてしまいますが、上半身だけでもお湯に浮かべるのです。
するとしばらくする頃に何とも言えない
温かで穏やかな気持ちになって来るのが感じられます。
まるで本当に温かな羊水の中に漂っている時の記憶が瞬間的にダブるのです。

ちなみに、いつもこんな事してお風呂に入っているわけではないですよ。

月と言えば・・
子供の頃アポロが月に行った時、父が空を見上げてこう言いました。

あの月にアポロがおるんだ。見えるだろ?!
って・・・
小さかった私は『大人には見えるんだな~』
と父を尊敬しておりました。