7月4日からフジテレビでスタートした木曜日10時のドラマ、『ギークス~警察署の変人たち』が結構面白い。また普通の刑事ものかと思ってあまり期待していなかったし、正直主演陣に対して特別な思い入れも無いので軽くみていたが、第一話を観たところ、思わずハマってしまった(笑)。
刑事ものではあるが、単にシリアスな刑事ドラマというわけではなく、熱血刑事と、ちょっと風変わりな警察署の女性3人が、ひょんなことから毎回事件に巻き込まれながら解決していくという展開。熱血刑事/芹沢直樹役を中村蒼、そして鑑識係の同期でかなりのギーク(ヲタク)である西城唯役を松岡茉優が演じている。こういう役をやらせたら、松岡茉優は上手い。
西城の飲み仲間である産業医/吉良ます美を田中みな実、交通課/基山伊織を滝沢カレンが演じており、この3人は毎日定時にあがり、馴染みの飲み屋でお酒と食事を楽しみながら、ガールズトークを展開するのがお約束のシーンとなっており、結構このガールズトークが面白い。なかなか異色ながら、三者三様、面白い3人の組み合わせである。
あのちゃんも警察署の経理課で働いており、毎回チョイ役で芹沢をとっちめるのも面白い。
松岡茉優演じる西城さんが、なかなかエキセントリック&マニアックで面白い。鑑識には天才的なひらめきを見せ、事件を解決してしまうが、恋にはめっぽう奥手で人付き合いが苦手。しかし、彼女のマンションの隣に白洲迅が演じる、イケメンの安達順平が引っ越してきて、何かと西城にモーションをかけてくるが、ことごとく避けながらも何故か関わりが増していく展開なのが面白い。第二回では、ついにファミレスでデートすることに。恋の進展がどうなるかも今後楽しみである。
主題歌『自分自身』を書き下ろしたのはサンボマスター。久々のドラマ主題歌である。
あくまでも刑事ドラマとしてのメインストーリーは1話完結型で展開され、これはこれで面白いのだが、警察署メンバーの間での人間模様や、ちょっとコミカルな伏線があるので、全体的にカジュアルに観れるのがいい。当初あまり期待していなかっただけに、観だしたら意外にも面白くなってしまい、毎回楽しみなドラマとなった。