blue deco design lab

映画と音楽で見る、ロンドンの魅力

今回の欧州出張で、まず最初にロンドンを訪れた。ロンドンに来るのは4年ぶりくらいだろうか。実に懐かしい。JALでロンドンのヒースロー国際空港に降り立つと、パディントン駅までExpress Trainで約15分という便利さだ。今回宿泊したのは、このパディントン駅に直結したHilton Hotel Paddingtonで、駅からそのままホテルに入れるので大変に便利。ロビーで売っていたパディントンベアを思わず購入してしまった。

夜はロンドンに住む友人夫婦とインド料理を堪能。イギリスとアメリカでは同じ英語でも言葉の使い方や単語も微妙に違うという話題で盛り上がったが、そう言えば電車とホームの間にあるギャップに注意するよう促すサイン、“Mind the Gap“(アメリカであれば、“Watch the gap“と書くだろう)は如何にもイギリスらしく、“ロンドンに来たなあ~“と実感させられた。

僕は根っからのアメリカ大好き人間ではあるが、ロンドンは昔から一度は住みたい街。やはりアメリカには無い気品と歴史、洗練された都会的センスが実に魅力的だ。今を思えば僕のロンドンへの憧れは、音楽と映画によってもたらされたような気もする。イギリスからの音楽と言えばやはりビートルズが挙げられ、僕も昔大いに影響を受けたが、やはり個人的には80年代にアメリカにも押し寄せた“ブリティッシュ・インベージョン“により、Culture Club, Duran Duran, Wham!, 等に夢中となったことが、より一層イギリスへの好奇心を刺激したものだ。

映画に関しては、最も大好きな映画監督のヒッチコックも元々英国人で、彼の初期の作品は殆どイギリスを舞台としていたことにも大いに影響を受けた。また、小さい頃から見ていた007にも影響され、ボンドの英国紳士的な振る舞いはカッコ良かった。

ここで僕の好きな“イギリスを堪能出来る映画“を4作品ご紹介したい。特にアメリカとイギリスの対比が印象的なこれら作品を見ていると、改めて自分のイギリス好きを再認識してしまう。

1) Sliding Doors (1998年)
好きな女優であるパルトロウ主演の映画。電車に乗れた場合と、乗れなかった場合に起こるだろう二つのドラマを同時進行させて、やがて交錯していく姿を描く異色のラブ・ストーリー。ロンドンを舞台にしているので、町並みや英国での生活を垣間見ることが出来、まさにイギリスを堪能出来る作品。

2) The Parent Trap (1998年)
アメリカの人気アイドル、リンゼイ・ローハンがまだ初々しい12歳の時に主演したディズニー作品で、アメリカとイギリスそれぞれで育った双子の姉妹役を熱演。アメリカとイギリスの生活や習慣などを色々な観点から対比出来る作品として大変に良く出来ているし、生活環境が全く違う中育った双子の姉妹という設定自体も新鮮。

3) The Holiday (2006年)
キャメロン・ディアズ、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットの豪華キャストで昨年公開された作品。恋に破れた2人の女性同士が、家や車を交換する“ホーム・エクスチェンジ”を試み、人生を開花させていくラブストーリーだが、キャメロンがLA、ケイトがロンドンに住んでおり、お互いに住む家を交換するという設定で、上記Parent Trap同様、アメリカとイギリスのカルチャーを対比して楽しめる作品。監督もParent Trapと同じ、ナンシー・マイヤーズの作品。

4) Match Point (2005年)
まだ記憶に新しいウッディーアレン監督久々の快作で、極めてヒッチコック的な味付けの強いサスペンス映画。ロンドンを舞台に繰り広げられ、イギリスの上流社会のライフスタイルが満喫出来る作品。また、ソフィア・コッャ炎ト督の「ロスト・イン・トランスレーション」で一躍有名になった女優スカーレット・ヨハンソンのセクシーな魅力が満載。彼女がロンドン大富豪の息子のフィアンセで、女優志望のわがままなアメリカ人という設定も、上記2作品同様、アメリカとイギリスがうまく対比されていて実に巧みな作品だ。


ブリティッシュアクセントで話し、知的な香りが漂うイギリス女優にも実に惹かれる。最近好きなキーラ・ナイトレイはパイレーツオブカリビアンシリーズですっかり有名になったが、まだあどけなさが残っている2002年の「ベッカムに恋して」を見てからすっかり彼女のファンになってしまった。ハリーャbターに主演しているエマ・ワトソンも将来が楽しみな英国的女性と言えるだろう(フランス産まれらしいが)。The Parent Trapに主演していたベテラン女優のナターシャ・リチャードソンも実に知的で素敵な大人の英国女性だし、007の最新作「カジノロワイヤル」でのエヴァ・グリーンも知性漲る、魅力的な英国女性であった(現在Christian DiorのCMにも起用されている)。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事