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東海の城、第二弾 『駿府城』!

今年の1月早々に東海地方の浜松城と叶?驍Kれる機会があったが、今回ゴールデンウィークに忍城に行ったのを機に城熱がまた加熱してしまい、突然静岡駅にある駿府城に弾丸日帰りツアーに出かけた。浜松城も叶?驍焉A徳川家康所縁の城であったが、この駿府城はより徳川家康との所縁が深い。それもそのはず、この城は家康が隠居してから亡くなるまでを含め、生涯において計25年も居城した場所なのだ。



JR静岡駅へは新横浜駅から新幹線でなんと40分ほどと意外に近い。下手な場所に行くよりも余程近い。JR静岡駅を降りて北口に向かうと、まず家康の幼少期、註迹繧フ銅像がある。後ろのビルに映し出された葵の紋が見える絶好のロケーション。



駅から徒歩10分程度で駿府城の南側の内堀に到着。内堀もなかなか美しい。





東御門の外には、『東海道中膝栗毛』の主人公、弥次さん喜多さんの銅像があって、写真撮影スャbトになっていた。



そこから東御門より入場。






東御門と一体となって建つのが巽櫓。天守閣が無い駿府城だが、この2層の巽櫓と、もう一つ西側の一角に建つ坤櫓の2つの櫓が駿府城のシンボルとなっているのだ。両櫓とも平成になってから当時の建築法で忠実に櫓を再建。中が資料館となっており、駿府城の歴史などを見学出来るようになっている。





本丸の中にも当時の様子を偲ばせる石垣・遺跡エリアが残っていた。



また本丸の東側、巽櫓に近い場所には紅葉山庭園という何とも美しい庭園もあり、こちらも鑑賞。庭園も大好きなのだが、何とも美しい庭園だった。家康も当時からこの庭園を楽しんでいたのだろうか。






本丸内には、家康が手植えしたみかんの木があり、当時から今も毎年変わらずみかんが生るという。そして、すぐ隣には威厳たっぷりの巨大な家康像が。




そして、いよいよメインイベントへ。本丸内の北側には天守台跡あるのだが、ここは現在大がかりな発掘調査が進められており、その発掘模様が見学出来るようになっているという貴重なお城なのだ。




しかも、発掘調査でわかったことは、天守台がこれまでの想定よりも遥かに巨大であったということが判明したらしい。確かに実際に見た発掘現場に出現していた天守台の規模は相当な大きさで、日本最大であったとされる江戸城の残存天守台を上回るサイズなのだ。とすると、家康が隠居していた当時は日本最大の天守閣がそびえて、この地域が繁栄していたことの証なのである。この発掘現場は城ファン、石垣ファンには大興奮の展示であった。






駿府城を後にし、静岡駅南にあるお造りのお店、『河太郎』で海鮮ちらしを堪能。




そしてこれまた静岡駅で有名な観光スャbトである登呂遺跡を見学に。静岡駅からタクシーで10分ほど。登呂遺跡と言えば、昔学校の教科書にも登場する有名な遺跡だが、弥生時代の住居跡や高床式倉庫などが見事に再現されている。






遺跡のそばでは火起こし体験なども実施していて、多くの子供たちが集まっていた。そして遺跡の敷地内には登呂博物館もあって、弥生時代の生活などを学べる展示があり、とても充実していた。





最後に静岡駅周辺の商店街に戻り、地元でも有名な抹茶アイスのお店、『ななや』で7段階の渋さがある抹茶アイスの7段階を注文。かなり渋かったが、抹茶本来の味わいが豊かで甘さも控えめ。とても美味しかった。





最後に恒例のマンホールを。やはり静岡にも魅力的なマンホールを数多く発見。駿府城や登呂遺跡、そして今回は行けなかったが、久能山東照宮をモチーフにしたマンホールが幾つもあって、マンホーラーとしても大きな収穫となった。






通常は新幹線で素通りしてしまいがちな静岡駅を今回初めて訪問したが、駿府城はなかなかスケール感もあり、天守台の発掘現場も含め、とても見応えのある城址であった。徳川家康の力はやはり偉大である。

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