今年の夏も暑い。年々夏の気温が上昇しており、温暖化に歯止めがかからない。そんな暑い夏にはどうしても欠かせないのがエアコンである。自宅のロフトにエアコンが付いておらず、しかも熱気は高いところに集まってしまうこともあり、恐らくロフトが我が家で一番気温が高い部屋である。さすがに夏の昼間はロフトで過ごすことが困難な状態になっていた。
しかし、エアコンを取り付けるのも結構大がかりになってしまう上、自分の趣味の部屋であるロフトにエアコンを付けることに家族からは少々反発を食らってしまい(笑)、色々と考えた結果、アイリスオーヤマが出しているこちらの“コンパクトエアコン”を購入した。
デザインはかなりシンプルですっきりしている。上部にハンドルも付いていて、持ち運びにも便利。コンパクトエアコンは室内機・室外機が一体型となったもので、工事は一切不要。もちろんエアコンほどの効果はないものの、ただの冷風扇とも違って、“本当に冷たい冷風”がエアコン同様に前面の吹き出し口から出てくるのが素晴らしい。
また構造上室外機同様に本体の後ろからは熱気が排出される排気口があるので、一番いいのは付属されている配管を取り付け(パかっとはめるだけなので取り外し簡単)、窓から熱を外に逃がすことだが、スポット的に冷風を楽しむには配管をせずに楽しむことができる。エアコンと違って工事不要で、その軽量(12kg)・コンパクトさから、ハンドルを持って移動させ、家の中の色々な場所で使えるというのが最大の利点である。浴室やキッチンなど、エアコンが設置し辛い場所で使うのが推奨されているが、まさに我が家のロフトでの使用に最適である。
冷風以外にも、除湿、送風機能もあり、風量切り替えは3段階、また内部清浄、タイマー、チャイルドロック機能なども装備されている。
過去に冷風扇を購入したが、これが何とも使えない代物だった。今回買ったコンパクトエアコンよりもサイズが少し大きいくせに、基本的にあまり冷たい風が出ないので、扇風機に毛が生えた程度の効果しかなかった。軽量で価格は10,000円程度ではあったが、図体が大きい割には本当に中途半端な製品だった。そんな過去の苦い経験もあったので、今回コンパクトエアコンを買うにあたっては結構悩んだし、お店でも実際の冷風度合いを何度も確認したりして、かなり慎重に検討した。しかし、今のところ冷風レベルには満足しているし、ロフトでの利用もなかなか快適で、おかげで暑い日中でも何とかロフトで過ごすことが出来る状態になったのが嬉しい。
コンパクトエアコンの気になる価格は、定価が39,800円だが、僕はこれから少し安く購入することが出来た。工事がいらないのでエアコンを買うほど大げさにならず、追加費用も無し。また、本体自体の価格的にも一般的な6畳用で最安値エアコンと比較しても半額以下である。
今回、初めてアイリスオーヤマの製品を購入してみたが、普段良く訪れる自宅近くの『ユニディ』で、アイリスオーヤマの家電製品を多く扱っているし、吉沢亮を起用した色々な製品のCMもオンエアされているので、その知名度はかなり広がっていると思うが、“コスパの良い日本製家電”という意味では、なかなか良いポジショニングを着実に築いてきたように思う。後は実際に使ってみて、その性能、品質、コスパをこれから確かめて行きたいと思う。
