カレーの余韻 ( θ Θ θ ) ノ

2007年8月13日スタート
カレーをメインに、和洋折衷数多の料理の話題を。立食いそば屋さんのカレー、大好きです。

【ご当地レトルトカレー】蜂の家 長崎カリー チキン(長崎)

2010年06月11日 16時01分50秒 | レトルトカレー



前回の『うまかばい 長崎和牛ビーフカレー』に続いての長崎レトルトカレーシリーズ第2弾。今回は九州方面のカレー好きなら一度はその名を耳にしたことがあるであろう、長崎は佐世保、『蜂の家』のチキンカリーです。

東京では銀座に2つの店舗があることから、界隈の人々には「カレーの蜂の家」として馴染まれているようですが、本店のある長崎では、「カレー&シュークリームの店」として地域の人々に愛されているみたいですね。

そんな『蜂の家』が贈答用に販売しているのが、このレトルトカレーです。
あ、便宜上、レトルトカレーと書いてしまいましたが、正確に言えば低温ボイル殺菌のチルドパウチに封入されパッケージングされた冷蔵カレーというのが本当のところ。HPによれば、「風味や味を壊さず、レストランのおいしさそのままをご家庭で食べていただけるように、レトルト高温殺菌をせず、低温ボイル殺菌をしています」とのこと。歴史あるカレー専門店らしいこだわりですね。

さっそくいただくことにしましょう。レンジでの加熱にも対応しているのですが、旧い人間なもんでここはいつものように10分間の湯煎で。熱々に熱してライスをよそったお気に入りのカレー皿に盛ってできあがり。思った以上に具がゴロゴロとしていますね。香りもたまりません。さっそくいただきます。

いきなりガツンとした辛味、ではなく甘味がやってきます(笑)。フルーツと砂糖をふんだんに使用しているのでしょうか。かなり甘味が際だっていますね。類似の味を挙げるとすれば『C&C』や『インディアン』のカレーに近いでしょうか。食べ進むごとにこのまま甘味が蓄積されていくのかと思いきや、2口目からはやや強めの辛味が追いかけてきます。この点も『C&C』や『インディアン』のカレーと同じ。この「甘味→辛味」の時間差が美味しさへと昇華し、やがて“食べ手”を「止められない、止まらない」のスパイラルに陥らせることになります。

この特徴的な味付けもさることながら、何よりも驚いたのが具である鶏肉の存在感。ジャガイモ並に大きな鶏モモ肉が3つも入っているのですが、これがレトルトにありがちなパサついた肉片ではなく、ちゃんとジューシーな肉でなかなかに美味しい。ここら辺はさすがチルドカレーといったところ。やや甘さが気になりましたが、丁寧に作られた“いにしえ”を感じる個性的かつどこか懐かしいカレーでした。


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