Forest Sync.(水と光の幻影)

何時も季節を感じていたい・・・
飛騨高山発信フライフィッシングのブログです。

乗鞍岳登山阿多野郷ルート Sep.7

2024-09-08 11:21:20 | 
何年も前に一度登ったルート。

その時は時間の制約もあって剣ヶ峰頂上までは行かずに引き返しましたが、今回はできれば山頂までと思って向かいました。

最初は林道歩き。快適な林道です。

林道の途中から登山道に取り付きます。登りはじめは岩がぼこぼこでなかなかワイルドな感じです。

そこそこ急な斜面が終わりなだらかな尾根にでます。

この辺りの森の感じが好きなんです。



風に流れる朝靄に朝日が当たって幻想的な雰囲気に。





しかしこの付近、粘土質の土壌でぬかるんでいる上、笹の藪が深くて、かなり厄介で、一度道を誤りそうになってしまいました。







笹の朝露でT-シャツもトレッキングパンツも濡れてしまいました。

笹薮地帯を過ぎると、岩が目立つようになってきて、急に視界が開けます。

明瞭な森林限界です。

風を遮るものが無く、濡れたT-シャツに風が当たって寒いくらい。

風はしばらくしておさまりましたが。







ここからはハイマツ地帯。







ハイマツと岩で構成された景観が素敵です。

ホシガラスがたくさんいました。

↓ホシガラスがハイマツの実を啄んだ残骸ですね。



この時期、ホシガラスは冬に備えて木の実を貯える習性があるそうです。(貯食)

花が多い季節ではありませんが、

トウヤクリンドウや、





イワギキョウが、



咲いていました。

コケモモ?の赤い実もかわいらしい。



中洞権現に到着。登山道は山頂から千町尾根に続くルートに合流します。



千町尾根ルートには、いくつもの石仏があります。



ここからは屏風岳、大日岳が見えます。(乗鞍岳は幾つものピークの集合で、屏風岳、大日岳も乗鞍岳を構成するピーク。山頂と呼ばれているのは最高峰の剣ヶ峰。)

↓画像は屏風岳、霧がかかっています。なかなかの存在感です。



屏風岳に向かって右側に大日岳があり、目指す剣ヶ峰はさらに右側ですが、大日岳の陰に隠れここからは見えません。

剣ヶ峰に向かい進みます。

また、石仏がありました。



途中、お花畑的なところを通過するのですが、花の多い季節ではないようです。

チングルマの綿毛が目立ちます。



こんな景観が続きます。



また石仏がありました。

最初に見たのもそうでしたが、首から上が折れてしまっています。

風雨に雪、厳しい環境により、石仏の細い部分は傷み易いのでしょうね。



振り返ると高天ヶ原が見えます。

なだらかなピークです。



いよいよ剣ヶ峰に近づいてきました。

コマクサがまだ咲いていました。

優しい色合いがいいですね。



コマクサ地帯を過ぎ、権現池が見えるところに。



剣ヶ峰はもうすぐです。

最後はこの岩場の登りです。



こんな感じのとこ登って剣ヶ峰に到達です。





が、山頂付近は大渋滞。

岐阜県側からは乗鞍スカイライン、長野県側からは乗鞍エコーラインで、山頂近くまでバスで行けるので、たくさんの人が登山を楽しまれています。

ちなみに今回登った阿多野郷ルートで、私たち(同行者が1名います)が出会ったのは、お一人の登山者だけ。とても静かなルートなのです。

ここで同行者T氏と相談。

当初は同じルートを下って帰る計画でしたが、正直なところ笹藪の道を再度歩くのが億劫なので、バスを利用して高山まで帰ることに変更しました。

降る方々の列に加わり、登ってくる方々とすれ違いながらバス停のある畳平に向かいます。

途中、登山者の誰かが遠くにクマがいるの見つけて、辺りが騒つくシーンがありました。

距離はかなり離れていたので危険を感じるような状況ではなかったのですが、かなりの大きさに見えました。

こんなところにもいるんですね!

登山起点までは同行者の車で行ったので、高山に戻ってから私の車で、同行者の車を取りに行きました。





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コメント
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