山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

2017年

2017-01-04 16:37:25 | 独り言
皆さま、明けましておめでとうございます。
暖かな日和の中、心穏やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
今年もまた仕事に遊びにと大いに人生を謳歌し喜び多い1年になりますよう心よりお祈り致します。

我が家は家族6人で年の初めを迎えました。




孫たちの成長する姿に目を細めながら過ごすお正月は格別でございます。
僕の古くなったザイルを電車に見立てて公園に向かいます。
運転席を取り合う兄弟げんかもまた微笑ましいものでございます。




さっきまで兄弟げんかをしていたのに、4歳の姉が2歳の弟を気遣う姿を見て兄弟っていいものだな~とつくづく思います。







さて僕は、この正月休みに2つの中低山を歩いてきました。
2日はふるさとの石砂山、4日の今日は朝一で道志の鳥の胸山。

今年は酉年にちなんで鳥の名の付いた山をいくつか登りたいと考えています。
牛奥ノ雁ケ腹摺山、鶏冠山、酉谷山などの中低山も勿論ですが

8月~9月の盛期には若き日に歩いた
常念山脈(燕岳~大天井岳~常念岳)の縦走
裏銀座(鷲羽岳~野口五郎岳~烏帽子岳)の縦走
それともう一つは西銀座、黒五の壮大なカ-ルをもう一度眺めてみたいと考えています。

探検家の角幡さんの本を読むと、探検し尽くされたこの地球上には
探検の対象となる未踏の地はすでに無くなってしまったとのことでした。
それでもなぜ探検家は探検を続けるのでしょうか?

僕は探検家でもなければ未踏の地に踏み込むほどの体力も精神力もすでに失せています。
それでもなお、あと一歩この先に踏み込んでみたい、もう少しこの先を見てみたい
そんな欲求を満たすために自分自身のほんの小さな内なる探検を続けていきたいと考えています。

65才になる今年は、亀のようにゆっくりと夢の山脈を歩き、鳥のように天空の世界を眺めたいと思います!


皆さんも、自分なりの内なる探検に踏み出してわくわくどきどきの1年となりますように!




コメント (32)
この記事をはてなブックマークに追加

ふるさと納税

2016-12-25 17:23:20 | 川飯.B級グルメ
仕事柄、年末から3ヶ月ほどは忙殺される、この3連休も仕事の虫になっていた。
とは言いながらも本だけは手放すことができずに、仕事の合間を縫って『無私の日本人』を読了した。

世のために、人のために、清貧を貫きながら私財をなげうって事を成していった実在の人たちの生き様を見た。
自分もそうあれたらと思うばかりで、欲を捨てきれない自分は到底無私の人にはなれないことを悟ることになる。




東日本大震災の惨状を目の当たりにして、原発の被害著しい自治体に10年間は寄付を続けようと
心に決めていたのだけれど5年で断念し豪華な返礼品に目が眩んで今年から『ふるさと納税』に宗旨替えした。

宮崎県都城市から12月の品が3箱、宅急便で大量に送られてきた。
しかも、こんなセットが月替わりで1年間、毎月送られてくるというから素直に嬉しい。

1箱目は炭焼鶏4パック、蒸し鶏4パック、地鶏の半身4パック、半身が4パックということは鶏2羽分ということになる。




2箱目は1枚300g、A5ランクのリブロ-スが8枚、これをお店で買ったらいったい如何ほどになるのだろうか?
冷凍されていたので写りは芳しくないけれど、自然解凍してみたら見事に美しく、甘くてきめ細やかな味わいのステ-キになった。




3箱目は赤霧島と鹿児島に古くから伝わる焼酎の燗付け器のセット。
焼酎6に対して天然水4で割って一晩寝かせ、翌日この鉄瓶に移して弱火にかけて人肌程度に燗をしてから
猪口に注いでチビリチビリとやると、焼酎と天然水が馴染んでお湯割りとは違うまろやかな味わいになるという。






同じ日に厚岸町から牡蠣20個が届いた。
これは即日、生牡蠣と蒸し牡蠣にして一人前10個ずつで美味しい酒肴になった。




いやはや、このふるさと納税というものは実に魅惑の宝庫でございます。
これらをわざわざお店で買って頂こうと思っても貧乏性の我が家には中々手が出るものではありませんが
ふるさと納税で寄付した金額の殆どが減税となり、寄付先の市町村では約6割が税収となって自治体を潤し
残りの約4割が地元特産品の売上に結びついて町興しになるのであればなによりのことではないでしょうか?

これぞ正に売り手良し、買い手良し、世間良しの三方良し、近江商人の哲学完結のスキ-ムでございます。

ただ糖尿病で食事制限の身としては単純に喜んでばかりはいられないのが悩みの種でもあるのですが、、、、、。

コメント (22)
この記事をはてなブックマークに追加

河原貴族たちの夜会

2016-12-12 01:02:10 | 川飯.B級グルメ
12月の寒空の下、津久井の河原に山と渓の同好の士が集まりました。
毎年恒例の河原乞食集会も今年からは河原貴族の夜会と呼ぶにふさわしい美味しい一夜となりました。




シ-ズン中は殆どが単独行の山屋や釣り師が年に一度、一堂に会して親交を温め合えるだけでも充分に幸せなのに
盛大な焚火を囲んで旨い酒と絶品の川飯の数々を味わいながら過ぎ行く1年の成果を語り合えることがこんなに至福の一夜となろうとは、、、

とろけそうな馬刺し、コリコリの新鮮なレバ刺し、カシラの網焼き、出来立ての燻製、もうのっけから強烈な一撃に昇天です。

 
 




付知川で釣った鮎の一夜干し、アゴで出汁を取った鶏大根、空っぽになったキムチ鍋、ほっこり温まります。

 
 

熊さんの大型の鉄鍋が焚火に映えてます。





充分に熱した鉄鍋に牛筋肉を投入、次に鶏肉と根菜類を投入してじっくり煮込んでてきたのが本格シチュ-、絶品でございました。

 



次から次に供される絶品料理に満腹で野菜ス-プと鶏野菜味噌鍋の出番はありませんでした。
釣りや山の話は尽きることなく、焚火が熾きになり日付けが変わる時刻まで語り合ってしまいました。



来シ-ズンも安全に山や渓を楽しみ、またここで相まみえることを楽しみにしています。






僕とオ-ちゃんは、いやしの湯で体を温め、燻製のような匂いのついた体を清めてから
つねっさで蕎麦前をやりながら今冬の雪山の相談をして大人の時間を過ごしたという次第です。




江戸打ちの研ぎ澄まされた蕎麦とツユは、立ち寄る度に進化しています。




さあ今年に残されたあと20日間、悔いなく過ごして良い年を迎えられますように!
コメント (30)
この記事をはてなブックマークに追加

山で死なないために!

2016-11-27 17:36:47 | 山歩き.散歩
新田次郎の『冬山の掟』を読んだ。
ほんの些細なことが判断を狂わせて遭難に至るという全10編の山岳短編集である。

僕が衝撃を受けたのはこの本編ではなくて解説を書かれた探検家、角幡唯介さんの遭難体験にある。
悪天候の真冬、黒部ザラ峠の斜面に雪洞を掘ってビバ-クしていた時に突然猛烈な雪崩に襲われる。
押しつぶされた雪洞の下で身動きもできず、自分の死を受け入れられないままに死を待つ男の心境が語られている。

『私はただ黙って雪の下で死ぬのを待っていた。状況的にはどう都合よく考えても死ぬのは避けられなかった。
しかし死ぬことが決まったとはいえ、自分が死ぬことに納得できたわけではなかった。私は肉体的にも精神的にも健康体で、
意識も明瞭だったし、思考的にも十分論理的に物事を考えられる状態にあった。それなのに状況的には雪の下に埋っており、
次第に息苦しさは増していき、死はもはや避けられそうもなかった。私は自分の身体と状況との間に横たわる矛盾を完全に
受け入れることができずに、本当に俺は死ぬのか? 何かの間違いではないのか? という疑問を完全に払拭できないまま
ただ時間だけが人生最後の時に向かって突き進んでいた』

『何の根拠もない話だが、その時まで、私は人間誰しも最期を迎えるときぐらいは、それまでの人生に対して完璧な総括をして
全てを納得して死ぬものだと思っていた。そういう偉大な瞬間が訪れるものだと漠然と信じ込んでいたが、そのような総括という
瞬間は訪れなかった。自分の人生には、やり残したことが無数にあって、それをやるだけの意志と能力と時間も十分にあると信じていた。
これからも続くと信じていた時間と意識が不意に分断されることに私は混乱した。そこに不条理なものを感じて叫びだしたい衝動に駆られたが
また息苦しくなるのでそれもできず、必死に体を動かそうとするが指先1本微動だにせず、ひたすら無音無動でしばらくもがき苦しんだが
最終的には圧倒的な物理的な力の前にもはやどうすることもできないことを悟り、強制的に死を受容させられたのである』
(幸いにも角幡(カクハタ)さんは雪崩から這い出た相棒によって掘り出され九死に一生を得ることとなる)



そうなんですよね、人間誰しも人生の総括をして、すべてを納得したうえで最期を迎えられれば理想的ですよね。
でも自分の人生にはまだ時間があると信じているからこそ、総括することに思いが至らないでいる、
老いて衰えていく過程で、或は重い病が、人生を総括する貴重な時間を与えてくれるのかもしれませんね。






山を長くやっている方々なら経験がおありでしょうが、雪山に限らず、長期に亘る夏山山行でも様々な困難に遭遇します。
だからこそ、命を守る大切な道具として最小限の衣食住(替えの衣類、チョコレ-トなどの非常食、シェルタ-など)を携行する。

若い頃、濃霧に巻かれて道に迷い山小屋に辿り着けないことも何度かあった、そんな日に限って風雨の中でのビバ-クとなる。
風雨の中でツェルトを張るのは実は途方もなく難儀する、だからここ何年かは写真のJuzaのエムシェルタ-を携行しています。
これなら被るだけ、岩陰や木陰でかぶって胡坐をかいて対面にザックを立てれば直方体の空間ができ上がり、
2か所ある大きなベンチレ-タ-のお蔭でシェルタ-の中で料理もできちゃう。170gという軽量も有りがたい。

人間は水さえあれば何も食べなくても自分の体脂肪を燃やしながら1週間は生き延びられるということです。
このときにチョコレ-トなどの甘いものがあれば、これが着火剤となってより効率的に体脂肪をエネルギ-に替えられるのだそうです。
適量は板チョコ1日1枚、1週間分7枚となりますが結構重いし夏だとドロドロに溶けちゃうので僕は軽量な飴とブドウ糖を携行しています。
それと、言うまでもなくバ-ボンとツマミそしてタバコ、退屈せずに快適な遭難生活を送る必需品と言っておきましょう(これ決して冗談などではありません)





さて雪のあとの土曜日、ふるさとの山を歩いてきました。
当初は牛の寝通りを歩いて山飯の予定だったのですが、降雪当日から来春まで松姫峠への道が通行止めになったため止む無く計画変更です。
南面の登山道は早くも雪が解けているのですが頂上直下のガラス坂のようなツルツルの急斜面を突破できずに引き返すこととなりました。





引き返す途中、朱色に染まったモミジの下で山飯です。





先ずは雪で割ったバ-ボンをちびりちびりとやりながら雪を溶かして水を作ります。





今回は、とり野菜味噌のス-プで野菜たっぷり鍋です。





寒い日は鍋で温まるのがいいですねえ!





午前11時を回ると尾根に陽が当たって暖かくなりました。
銀マットとシェルタ-を敷いて、ハ-ドシェルを着込めばお昼寝仕様、こんな時は手袋とネックウォ-マ-の暖かさが嬉しい。




僕はもう厳しい雪山をやる体力も気力も失せているのでこんな山歩きがちょうどいいのです。
山で死なない秘訣、もちろん装備も大切なのですが、中低山でゆるゆるの山歩きを楽しむことなのかもしれませんね!
コメント (30)
この記事をはてなブックマークに追加

集え 河原乞食たちよ!

2016-11-19 23:06:34 | 独り言
先日、山の大先輩である山親父さんから嬉しいプレゼントを頂きました。
軽量で最強、山に携行するのには最適な熊除けになりそうです。
これで爆竹を鳴らすとショットガンのような爆音で熊さんを追い払えるそうです。
詳細な使用法までご指南頂き、山親父さんのお心づかいに重ねて感謝する次第です。

山や渓を歩いていて、何が怖いっかって言えば熊さんとスズメバチ君な訳で
さっそく試してみたいのですが急に忙しくなって山に行く時間がとれない始末。
来週末あたり、釣友を誘って冬枯れの山を歩きながら試射、ついでに山飯でもやろうかと画策している次第です。





さて、毎年恒例の河原乞食集会の概要をお知らせ致します。

集結日は12月3日か10日の土曜日
集結時間は午後6時頃からご自由に
集結場所は大河原の橋の下
各自お酒と川飯1品持参のこと
薪をご提供いただければ幸いです

なお、3日と10日、日程のご希望があればお知らせ下さい。

今年からヒロキチちゃんにまとめ役をお願いしました。
決行日が決まり次第、再度告知致します。

ご参加いただける方は当欄で参加表明頂いても結構ですし
ヒロキチちゃんに直接ご連絡頂いても結構です。

焚火を囲んでの年に一度の大宴会
万障お繰り合わせのうえご参加いただければ幸いです。


コメント (36)
この記事をはてなブックマークに追加

オムライス

2016-11-06 16:59:11 | 山歩き.散歩
今週末は八つの硫黄岳に登って、小屋閉め間近のオ-レン小屋で温泉に浸かって桜鍋で一杯やろうと計画しておりました。
でもねえ、この年になると2週連続の遠征は疲れる訳でして結局は近場のうらたんざわ渓流釣り場に計画変更となった次第です。

うらたんに午前6時という約束が、現地に到着したのは二人とも午前9時
幼馴染というものは約束をいとも簡単に反故にしてしまういい加減な関係なのでございます。

釣り場を眺めるとなんとなく寒々しくて釣欲が湧かず山に転身と決めてオ-ちゃんを残してひとり石砂山に向かいます。
牧馬峠を10時に歩き始めて30分ほど、70代の先行者が道に迷って下って来ました、この山は道が迷路のように交錯しているのです。





木々はまだ殆ど紅葉してなくて、あろうことか4月に咲くツツジが全山満開の狂い咲きにもしや天変地異でもと心配したりして、、、





ご覧のとおり頂上もまだ緑一色です!





頂上から20mほど下るといつもの特別席、なぜかここだけはいい感じに色づいていました。





一服してから白菜たっぷりのマ-ボ春雨をささっと(最近はこればっかり)

 



焼山を眺めながらビ-ルを1缶だけ、山ビルがおとなしくなったので安心して昼寝ができる季節になりました。





午後4時に秋山温泉で待ち合わせて温泉でほっこり!


 



富士山盛りのお蕎麦を頂いたのにオムライスを食べたいというオ-ちゃんに付き合って半分こ、美味しゅうございました!




仕事の合間を縫っての息抜き、結局は山ならどこでもいいという訳でして、、、、、

いよいよ近郊の山々も化粧して着飾った姿に出会えそうですよ!
コメント (24)
この記事をはてなブックマークに追加

焼岳ホワイトアウト

2016-10-31 00:25:48 | 山歩き.散歩
鮎のシ-ズンを終えたオ-ちゃんを誘った、雪が来る前に北アルプスの焼岳をやろう!





濃霧のために断念した7月のリベンジでもあるのだけれど、中の湯ル-トは今回もガスガスの中で難儀させられた。
シラビソの葉に纏わりついて飽和した霧が大粒の雨となって降り注ぐ森をずぶぬれになって歩き続けるはめになる。





森林限界を超えるとガスは更に深くなり気温はマイナス1度、更に強風が吹き付けて体感温度は如何ばかりか?





前を行くパ-ティはご高齢の方2人とガイドさん、この辺りで南峰から噴き出す硫黄の匂いが強烈になってくる。





南峰への立ち入りは禁止されているけれど、巻道付近でも噴気孔から幾筋もの硫黄の煙が吹き上げている。





お願いだから今日だけは噴火しないでいてくれと願いつつ噴気孔に近づいて硫黄臭と戯れた。





おとなしい噴気孔でさえ手をかざすと熱い。
噴気孔で茹で卵を作ろうと考えていたのだけれど強風と寒さでそれどころではなかった。





硫黄の噴気孔で遊んでから北峰と南峰の分岐への最後の急登を詰める。





午後1時、濃霧の中で2度ほど道を失ったけれど4時間ほどで北峰頂上に立てた、フリ-スの上から冬用のシェルを着ていても堪らなく寒い!





写真を撮って頂いた3人パ-ティは15分ほどで下山して最後に我ら2人だけが残った。





強風を避けて岩陰で天ぷらそばの準備を始めると、、、、なんと天頂にぽっかりと穴が開いてま~るく青空が覗いたではありませんか!





お~い、オ-ちゃん!
奇跡だよ奇跡、穂高が頭を出してくれたよ~!





なんだよこれ~嘘だろ~、こんなことってあるのかよ~!





展望なんて期待していなかったものを、こんな奇跡の一瞬をプレゼントしてもらえるなんて
たった1分ほどのドラマのお蔭で今日の苦行のすべてが報われたような感動に酔いしれたひと時でございました。





アップでもう一度、いやぁ感動です!





冷たいガスが晴れたときの太陽って、信じられないほど暖かくて優しいんですよ!





奇跡のドラマはほんの一瞬で幕を閉じて四周はまた深い霧に覆われてしまいます。
時々薄い霧を通して陽の光が差したとき、光を背にして頂上の端に立つと谷底に二度三度とブロッケンが現れます。
写真に残そうとカメラを構えると、光がまた厚い霧に遮ぎられて大日如来になった自分の姿は一瞬のうちに消えてしまいます、残念!





午後2時15分、名残惜しいけれど下山です、急斜面を慎重にくだり、、、、





一層深くなったガスの中、道を失わないように慎重に時間をかけて何とか日没前に下山することができました。







いつものひらゆの森、ぬるめの湯にゆっくり浸かって冷え切った体を温めて生気を取り戻してから
飛騨牛のハラミとビ-ルでようやく人心地つくのです、、、、、








翌朝7時半、安房峠道から、しらびその山のずっと奥に、噴煙を吹き上げる晴天の焼岳がはっきり展望できました。





紅葉の見納めにと白骨温泉に向かいます。
山紫水明、大和の美が凝縮されたような渓谷美に惚れ惚れ。





1時間も立たないうちに辺りはまた霧に包まれてしまいました。




また今日も焼岳はドラマを見せてくれるのでしょうか?
晴天の山が一番素晴らしいことは疑いもないことだけれど、でも山はいつだって素晴らしい!

だから山を、やめられないのでしょうねえ!
コメント (24)
この記事をはてなブックマークに追加

孫たちの運動会

2016-10-24 00:30:35 | 独り言
中東もアジアもどこもかしこも内戦や領土紛争の火種が燻っている状況を見るにつけ
平和主義者である僕でさえ日本も速やかに軍備と法整備を進めなければと危機感を抱く昨今です。

そんな折、平和の象徴でもあるかのような孫たちの保育園の運動会に立ち会う機会に恵まれました。
狭い園庭で、しかも0歳児~6歳児の子供たちの運動会ですから端から期待はしていなかったのですが
物の見事に期待を裏切られる素晴らしいシ-ンの数々に遭遇し不覚にも感涙にむせぶという清々し経験ができました。

日本は何と素晴らしい国でありましょうか!
家庭での教育や躾の不行き届きを、保育園での集団生活や先生方の教育のお蔭で規律と社会性が見事に身についています。
心身に障害を持つ子供たちにも同じように競技や演技ができるようにと児童たちが助け合っている様子を見て
保護者の皆さんが惜しみない拍手と声援を送る、あぁこの国の精神性はいまだ正常なんだと実感した次第です。

亡くなった母を看て頂いた看護師さん方の強い使命感に感動したように
子供たちの健やかな成長を心から願ってふれあって下さる先生方の強い使命感を目の当たりにした一日でもありました。

 


お昼にはお弁当を広げて家族で和気あいあいの時間を過ごすことができました。
僕たちの小学生時代の運動会さながらの時間を持てたことに心から感謝したいと思います。
こんな風景は遠の昔に途絶えたと思っていたのですが、これこそ昔懐かしい運動会の原風景なんですよね。

 

先生方の準備にかけた日々を想うと、ご苦労はいかばかりかと頭の下がる思いでございます。
コメント (26)
この記事をはてなブックマークに追加

ちょい呑み山歩

2016-10-16 23:33:42 | 川飯.B級グルメ
2日続けて晴れなんてまるで奇跡のような週末に、僕は山に行くことができませんでした。
計画していた後立山の五竜と唐松、仕事でつぶれて悶々と事務所に閉じこもっておりました。
雪が来る前の綺麗に着飾った山を満喫した山屋さんを、これほど羨ましく思った週末もありません。

そんなとき、僕の住む街には山心をちょっとだけ満たしてくれる広大な自然公園がいくつもあるのです。
仕事を終わらせた日曜の午後、10分ほど自転車を走らせて雑木林の中を小一時間汗ばむ程度に歩きます。











少し汗ばんできたら、あまり人が入らない迷路のような狭い道を進んで山飯を楽しめば少しは心も晴れるというもの。





ナラの木の根方に腰を下ろして、山飯の真似事を始めます。





先ずはビ-ルのプルトップを開けて、牛肉を焼きながらガ-リックバタ-醤油のソ-スを作ります。

 



八ヶ岳J&Nさんのような美しいソ-スとはいきませんが、これなかなかイケるのです。
ところで、和風ステ-キと洋風ステ-キの違い、分かります?
和風ステ-キは箸で食べられるように初めからカットされていて、
洋風ステ-キはナイフとフォ-クで食べるのでカットされていない、ということなのだそうです。





次は、鍋用のサッポロ一番のス-プで鍋を仕込みます。
これ、お手軽でいいなあ、缶チュ-ハイ1本追加です。
小難しいことは考えず、ただ木々に抱かれてやる山飯のなんと幸せなこと!





〆はやっぱりこれですよねえ!
男はなぜバカの一つ覚えのように呑んだあとラ-メンを食べたがるのか、これ女性が抱く疑問のひとつなのだそうです。
ではそう言う女性にお聞きしたい、なぜ女はお腹いっぱいになったあとでもケ-キを食べたがるのでしょうか?





いやあ満足です!
これで満足なのですから安上がりな男でございます。
このままここで昼寝したい気分ですが、
ここで爆睡しているとホ-ムレスに間違われてしまいますから下山です。



ほんの3時間、午後だけのささやかな山飯の時間でございました。
コメント (22)
この記事をはてなブックマークに追加

八つの天狗岳

2016-10-09 17:59:57 | 山歩き.散歩
『高崎さんって、今日から常念やるんですよねえ? いま中房温泉まで車が入れませんよ』
木曜日の午前0時すぎ、出発の準備をしているところに双六小屋で知り合った川崎のNさんから電話が入った。
『えぇ-っ、嘘でしょ?』
ブログで僕が燕(つばくろ)から常念山脈を縦走することを知っていて知らせてくれたらしい。
『表銀座をやるつもりで来たんですけど台風で倒れた木が道を塞いで通行止めなんですよ!』
『これから僕はヒエ平に向かって一の沢を登りますけど高崎さんはどうします?』
『だったら今日は中止して寝ますわ、増水しているだろうから一の沢は気を付けてね!』
こうして今年の台風の数々は、僕が大切に温めていた計画のことごとくを破壊して通り過ぎて行く。

翌く金曜日、計画を変更して八つの天狗に登って懐かしい根石岳山荘に泊まろうと桜平に向かった。
平日だというのに駐車場からあふれた車が15台ほど路駐していた。

感じのいい渓を眺めながら急坂の林道を30分ほどで夏沢鉱泉
そこからオ-レン小屋までは八つらしい苔むしたシラビソの道を登って行く。





学生時代、美濃戸から入って赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳を縦走し、みどり池を経て稲子湯に下りた。
岩峰と苔むしたシラビソの森、そして清々しい渓の流れは北アルプスにはない魅力を秘めているというのに
あれから64歳になる今までに八つと触れ合ったのはほんの数えるほどしかないことに今更ながら思いを致す。





オ-レン小屋から夏沢峠へ、ヒュッテ夏沢で朝飯代わりにパンをかじってから箕冠山(みかぶりやま)へ向かう。







箕冠山を過ぎると、これから向かう根石岳と東天狗の稜線が手に取るように展望できる。
ここから根石山荘に下り、根石岳を登って大きく下り、東天狗に登り返す、すでに頂上には何人もの登山者が立っている。





根石岳への途中でいま来た道を振り返ると稜線上に今日お世話になる根石山荘が、左奥には横岳とガスに霞む円錐形の赤岳が見える。





根石岳の頂上から西天狗、雲海に浮かぶのは北アルプスであろうか?





根石岳から下る道で恐竜の背を彷彿とさせる東天狗の稜線を望む。





この角度から望む東天狗と西天狗の双耳峰が一番カッコイイと思う、さあこれから東天狗のピ-クを踏みに行こう!





東天狗の稜線からいま来た道を振り返る。
右手前が根石岳、その奥が硫黄岳の爆裂火口、その右が横岳、更に右奥半分見えるのが赤岳。





爆裂火口のアップ!





さあこれから恐竜の背のピ-クへと岩稜を詰めよう、左肩に激痛が走り、腕に力が入らなくて怖いけれど頑張れ!





いったん下って最後の岩稜を登り返すと東天狗のピ-クだ!





東天狗のピ-ク2640mあまりか?
ピ-クに立つとすべての雑念が消えてスカッとする、やっぱり山は快晴に限るなあ!
雲海に浮かぶ山々が南アルプスだろうが中央アルプスだろうがそんなことはどうでもいいこと
ただただ四周に広がるの大展望を眺めているだけでいい。











東天狗を下って根石山荘に向かおうとしていると70代と思しき老夫婦の会話が耳に入ってきた。
どうも明日は荒れるらしい、雪も降るらしい、根石山荘は諦めて下山しようかという話らしい。
常念の天候からして明日の悪天候は覚悟していたけれど、八つにも降雪があるなら僕も潔く里に下りてしまおうか?





根石山荘で風呂を浴びてからビ-ルという夢はついえたけれど、また来ればいいさ!





オ-レン小屋に下る途中で横岳に別れを告げる。
八つも捨てたものじゃないね、横岳も赤岳もまた登ろうかなと思わせてもらった。





オ-レン小屋から夏沢鉱泉に下る道には渓相のいい沢が沿う、岩魚がいるかとつい覗いてしまうけれど鉱泉が入っているからねえ、、、、





この冬はここに泊まって硫黄岳に登ろうかと、、、、





桜平から携帯でJ&Nさんに予約の電話を入れて宿が確保できた。





一日の汗を流して独り占めの湯舟に身を沈めると体中の筋肉が少しずつ弛緩してとろけてゆく。
午後4時半、ちょっと早いけれど生ビ-ル、おつまみはどれがと尋ねると
塩味も適度なイタリア産のプロシュ-トとミラノサラミを用意して下さいました。






2杯目のビ-ルが空くころ、リブロ-スのステ-キプレ-ト、ガ-リツクバタ-醤油のソ-スが美味しゅうございました。





寝室は2畳ほどの個室タイプ、プライバシ-が保たれたとても安らげるスペ-スで午後6時から翌朝7時まで熟睡でございました。





翌朝、なんと空には晴れ間が出ているではありませんか?
明日は荒れる、雪も降るかもっていう予報はいったいどうなったのでしょうか?

午前7時半、なんともやるせない気分で朝食を頂きます。
用意して頂いたのはパニ-ノとサラダとコ-ヒ-のセット、生ハムとチ-ズのパニ-ノが美味しゅうございました。
日ごろ粗雑な山飯川飯派の僕にはおしゃれ過ぎる気もするのですが、たまにはこんな感じもええものですよねえ。





さて、僕が好んで愛読しているのが穂高山荘と岳沢小屋のブログです。
穂高山荘のハチロウ氏の本格的な山屋さんらしい蘊蓄に富んだブログもさることながら
ハチプロダクションの映像の世界に浸ってしまうと抜け出せなくなってしまうのです。

岳沢小屋のブログに『降る降る詐欺』という話がありました。
降るぞ降るぞという天気予報を信じて山を断念すると結局は晴れて悔しい思いをする。

逆に僕は『照る照る詐欺』もあるぞと強く言いたい気分です。
とにかく今年のシ-ズンは降る降る詐欺と照る照る詐欺に引っかかって
持ち金の全部をふんだくられた気分になっているのは果たして僕だけなのでしょうか?

今年もあと3ヶ月、降る降る詐欺にめげずに山を楽しみたいものですね!
コメント (26)
この記事をはてなブックマークに追加