乗鞍岳登山といえば、シャトルバスで乗鞍スカイラインを通り、畳平から山頂へ向かうのが一般的なルートです。
私も小学生の頃、父に連れられて登ったことを、記憶しています。(その頃はマイカー規制は無く自家用車で行きました。)
焼岳に登った後、次は何処に登ろうかと、思案しているうちに、乗鞍岳に登る幾つかの登山道があることを知りました。
私は、高根町阿多野郷から登るルートを選びました。
畳石原(中洞権現)というところに出て、そこで乗鞍青年の家からの登山道と出合い、主峰を目指すコースです。
朝は遅めの出発にしたので、自身の体力も考慮し、まずは畳石原までを目標とし、時間に余裕があればその先へ向かおうと考えました。
アイミックス自然村キャンプ場から先の未舗装林道をしばらく進むと、林道のゲート。時刻は7時少し過ぎ。そこからは林道を徒歩で。
林道を、3㎞弱位かな、進むと、いよいよ登山道の入口です。
事前に得た情報のとおり、登山道はやや荒れていましたが、渓の釣りでいつも藪漕ぎを強いられている私にとっては、それほど気にはなりませんでした。ピンクのテープと赤のスプレーで迷うことが無いよう配慮されています。有難いことです。
登山道の登り始めの斜度はかなりきつく感じましたが、途中から緩やかに・・・
しばらく進むと、森林限界に到達。急に視界が開け、そこからは岩とハイマツで構成された景観。
登山道もハイマツの中を進みます。解放感が心地よいです。
ハイマツの実をエサにする生き物がいるようで、砕かれたマツボックリが登山道に散乱していました。(画像は無し)





程無く、畳石原(中洞権現)へ到着。

ここからは、主峰(剣ヶ峰)は見えないようです。正面に見えている峰は屏風岳。
屏風岳を眺めながら、昼食。
そろそろ引き返すことを考えなければならない時間。

少しだけ進んでみました。

チングルマが可愛らしく、撮影に没頭。



雪渓に近づいてみました。


霧だか雲だかが、斜面を駆け上ってきました。

