しろわんこLIFE

趣味の旅行と食べ歩き記録
最近yaplogより引っ越してきました。

カラー王子の寝姿

2011-11-03 23:14:03 | ぶらぶら闘病記
基本、低アルブミン状態の王子は
術後の縫合もなかなか抜糸して貰えません。
しかも、カラーを外すと確実に患部を舐めるんですよね。。。


テレビドラマで「DOCTORS 最強の名医」というのがあったんですが、
たまたまチャンネルがついていたので思わず見ちゃったのです。
その時の患者さんが腎臓癌で、リンパ節に転移もみられ、付近に癒着もある、という
腎臓を前立腺に置き換えるとどこかで聞いた話でして。。。。

沢村さん演じるお医者さんが患者さんに
「僕が手術をしたら治せます。大丈夫。
絶対に失敗はしません」
みたいな事を言うんです。

同僚や後輩の医者に
「そんな事言って大丈夫か?逃げ道を作っとかなくていいのか?
難しい症例で進行してる癌なのにもし失敗したらどうする?」
って当然責められるんですけど

医者が逃げ道作ってどうするんですか?
命を預ける患者の気持ちは?
だいたい僕は失敗しませんし、
もし失敗したら僕は医者をやめます。
手術の度に僕はその覚悟で臨んでるんです!!」
的な事を言うわけです。
(まあ、最強の名医だから失敗はしないんだけどね)

患者の立場で見ると本当にその通りだと思いました。
実際にはありえないお医者さんなのかな。
もちろん、だからこそのドラマなんでしょうけど
今のJには心に響く場面でした。

勿論、リスクを説明する義務も必要もあると思います。
モンスターぺイシェントもいるだろうし。。。
だけどそればかりを強調されると
病気に打ち勝つために辛い治療をさせるモチベーションが下がるじゃないですか。
全力を尽くします、任せて下さい、頑張って行きましょうって言って欲しいです。
例えたどり着く先が同じでも、頑張れ方が変わると思うんだけど。。

まあ、先生達が激務で頑張って下さっているのは重々承知なんです。
しゃべれない相手だし、症例も人間ほど多くないだろうし。
本当に有り難いと思っているんです。
感謝しています。(念のため。。)

でも救急外来に精神科のお医者さんを配備する病院もある位、
患者の家族の心のケアも重要なんですよね。
今回のブラ王の病気ではそれが本当に身に染みました。
まあ、それを獣医さんに求めるのは酷なのかもしれませんね。


王子はカラーを外してもらえず
ストレスが溜まってると思いますが、元来ポジティブな子なので
きっと大丈夫よね。