ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

関西フィルハーモニー管弦楽団第348回定期演奏会

2024年07月12日 | 音楽
古巣の先輩にチケット頂きました。
いつも芦響に聴きに来てくださり、チケット代の代わりとばかりに自らが行けなくなったコンサートのチケットを譲ってくださいます。
芦響とバーターなんてとても釣り合いませんが、こちらも都合が合えば有難く頂戴しています。

今回は高関先生のブルックナーですから、オヤジにとってはプラチナチケットです。
オヤジは今から10年前にザ・シンフォニカで第8番を高関先生の指揮で弾かせていただきました。
弾いた我ながら、そしてその後DVDで聴いても好きな演奏です。
その時も高関先生は楽譜を徹底的に研究して、いかにブルックナー自身の意図を忠実に音にするかをアマチュア相手に真剣にご指導いただきました。

そして今宵の曲目第5番はオヤジにとっては初めて出会ったブルックナーの交響曲。
中学生の頃だったかな・・・時期の記憶は定かではありませんでしたが、確かFMでチラっと聴いて印象に残って秋葉原の石丸電気で買ったのはルドルフ・ケンペ指揮、ミュンヘン・フィルの2枚組LPレコードでした。

生演奏もこれまで朝比奈隆先生で2度聴く機会に恵まれました。
一度はオヤジがまだ学生時代、ググってみると1980年に東京カテドラル大聖堂で都響を振った演奏です。
そして二度目はオヤジが古巣での大阪勤務時代にフェスティバルホールでの大フィルの定期でYouTubeにある1998年7月16日の演奏です。
いずれも朝比奈先生らしい荘厳で分厚い音色で、比較的遅めのテンポだったように思いました。

今日の高関先生はテンポとしては比較的速め。
そして重厚というより各楽器のエッジを立ててメリハリが効いた演奏でした。
ブルックナー自身は決して荘厳、重厚ではなく、オーケストラをこう鳴らしたかったんだなと肯かせる演奏でした。
関西フィルもそれによく応えて好演だったと思います。

それだけにブルックナーならではのホールの残響を楽しまず、高関先生も緊張を解いていない中で曲の最後の音が鳴った直後に間髪入れずの拍手に至福の時間を強奪されたのはガッカリでした。
百歩譲ってその方は素直に感動を素早い拍手で表されたのでしょうけど。。。


朝比奈隆=大阪フィル ブルックナー交響曲第5番 1998/7/16

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