ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

日本の伝統と欧米被れ

2024年09月10日 | 戯言
(ヤフーニュース配信TBS NEWS DIG2024年9月10日付「『私の小泉氏への態度は決まった』“日本は家族で成り立つ”夫婦別姓絶対反対の人の理屈【報道1930】」)
オヤジとしては、これが日本国の総理大臣になる人が自分を選んでくれとアピールするためのメインの政策なのかと首を傾げます。
無論大事な問題であることは否定しません。

オヤジは選択制夫婦別姓について特段の拘りはありません。
当事者二人の選択に委ねたらいいという考え方です。
少なくともオヤジが結婚した時代には、夫の姓を名乗るのが大多数だっただけのことです。

世間で識者と言われる方々がそれぞれの立場で意見を述べられています。
そんな識者のご意見でオヤジが一番イケ好かないのが、「こういうのって日本だけですよ」という発言です。
そういう意見を垂れる識者の次に使う決まり言葉が「欧米では・・・」。

これって欧米に対する識者自身の劣等感、もしくはその意見を述べている人が海外経験豊富だぞと誇示する欧米被れ以外の何物でもありません。
何故「日本だけ」だったらダメなのか?それについて合理的な説明はすべきです。
オヤジはこと文化の問題については「日本だけ」のユニークさは問題足り得ないと考えています。

識者のご意見でもう一つイケ好かないのが、江戸時代まではそもそも庶民は「姓」は無く、全ての国民が「姓」を名乗るのは明治時代以降の政策のハナシであって長い日本の歴史のたかだか150年余、それを「日本の伝統」とするのは無理筋ではという考え方です。

昨日は今年が昭和99年という話題でしたが、明治で言えば156年です。
皇紀2684年と比べれば微々たるハナシですが、建国248年のアメリカは自らの歴史を「伝統」と重んじています。
ここで「欧米では・・・」とならないのは何故なんでしょうね。。。

150年の時の流れを「伝統」と捉えることを良しとしない識者にとって守るべき伝統とは千年以上続いているか否かくらいの感覚なのでしょうか。
オヤジが邪推するにそういう人ほど皇紀を始めとする千年を超える「伝統」の価値観について今の損得で否定的でいるような印象があります。
毎度オヤジの天邪鬼な偏見と指摘されれば、そのとおりかもしれませんけど。。。


「欧米では・・」、「明治以降のことでそもそも日本の伝統では・・・」
そんな御託を並べるのではなく、今の日本をどう考え、これからの日本がどうあるべきと考えるのか?
これを堂々と語る人に総理大臣になって欲しいものです。

今日は60年前の「所得倍増」という言葉を今更政策の中心に据えて総裁選出馬を表明する人がいてビックリでした。
これまでも内閣の要職に就いていた方です。
オヤジの素朴な疑問です。何故内閣の要職に就いていた時に取り組まなかったのでしょう、

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