いくら借りているかではなく、誰から借りているか。

（ヤフーニュース配信ZAIonnline2022年8月17日付「『国民１人当たり1000万円の借金』は真っ赤な嘘。純負債比率はG7で低く、財政破綻の可能性はゼロ。国の成長や賃金上昇に向け、ケチケチせず借金せよ」）

この言い回し、久々にオヤジの小学校から高校までの同期で大学ゼミでは1年先輩（笑）、3年前に病に倒れ他界したぐっちーさんが生前に盛んに吠えていたことを思い出しました。
日本政府は確かに赤字国債発行で借金まみれですが、諸外国と違ってその貸主の多くが自国民、自国金融機関です。
彼らが求めるのは利息の支払いであって、元金返済が一義ではありません。
そこがハイリスクハイリターンの某国国債と異なるポイントです。

いくら借金しているのかではなく、誰から借金をしているのか？
これ国家も個人も債務の質を見るうえで本質は同じだと思います。
それでも借金額だけをクローズアップする報道に意図を感じるのはオヤジだけではありますまい。