梅サイダーの季節

５がつに、“みどり”の“うめ”が“きいろ”になりかけてて…ママは“1kg100えん”を２ふくろかった。
ママはジャカジャカあらって、“たけぐし”でブスブスしはじめた。
ぼくもブスッしようとしたけど、かんたんそうで、ぜんぜんできない…。
ママは“さとう”と“す”をいれて、“うめジュースのもと”をつくった。
そして、あついひに…“うめジュースのもと”に“サイダー”と“こおり”をいれた！

カランカランって、“なつのおと”がしてた。
のんだら、ママは「く～っ、うめ～！」ってなってた。
おにいちゃんも、おねえちゃんも「すっぱうま～い！」って、ゴクゴクのんでた。
よ～し！　ことしも、あつい“なつ”をのりこえるぞ～！

ぼくの大好きなご飯

ぼくは、ちょっと“こだわり”がある。
“まめ（豆）”のなかでは、“くろまめ（黒豆）”がスキ。
しかも、“くろまめ（黒豆）”を“ごはん”にのせるのがスキ。
ぼく　　「“くろまめ”とってください。」
おねえ　「はい。」
ぼく　　「ありがとうございます。」
おねえ　「…あ！　かけすぎ～！！」
ぼく　　「だって、くん、“くろまめ”だいすきだから！」

ママ　　「いやいやいや、スキとかキライとかじゃなくて…みんなの、ないじゃん。」
ぼく　　「みんな、ちがうのたべて。　くん、これたべるから。」
おねえ　「ずる～い！」
ママ　　「いやいやいや、きみも、ちがうのたべて。」
いろいろ、いわれるけど…ばくは“くろまめ（黒豆）”がスキ。
たしか…おじいちゃんも“おまめ・ぶっかけごはん”してたよな、うん。
ぼくも、ぼくの“みち”をいくよ。

なでしこ誕生

おにいちゃんが、あかちゃんに“ながいゴム”をつけて…
おにい　「なでしこ、たんじょ～う！」
おねえ　「みせてみせて、あ、ほんとだ～！」
ぼく　　「なでしこ、たんじょ～！」

おにい　「おかあさ～ん、“なでしこ”がいるよ、ほら。」
ママ　　「え、あ～、“なでしこ”ね～。…っていうか、“たこ８（はち）”じゃない？」

ママは、せっかくの“なでしこ”を…“たこ８”に、かえてしまった。
え？　“たこ８”をしらない？
“だいくのたこ８さん”だよ、しらない？

ね、“なでしこ”より、“たこ８”でしょ？　…やっぱり。

帰宅後のチェック

あかちゃんは、おにいちゃんがかえってくると“ランドセル”をチェックする。
おねえちゃんがかえってくると“ぼうし”をチェックする。

“ぼうし”のなにをチェックしているか、というと…ゴムののびぐあい。

あか　　「…」
どうやら、のびすぎらしい。
“ようちえんのせんせい”が、なにもいってないのに…あたらしいゴムをくれた。
ママ　　「べつに、いらないのに…　ねえ？」
おねえ　「う～ん、のびてるからね～、うちの。」
ママ　　「…っていうか、だれかさんが、まいにち、のばしてんじゃないの～？」
あか　　「…」
あかちゃんがチェックしていたのは…どこまでのびるか、らしい。
ママは、のびてるゴムをクルリとむすんで…おわらせた。
あたらしいゴムは…どうするんだろう？

ストレッチ

おねえちゃんは“バレエ”をはじめてから…“からだ”が、やわらかくなった。
おねえ　「さ、ストレッチしよっと…」

おねえちゃんがはじめると、みんなも…
ぼく　　「くんも～」
ママ　　「ママもやっとこっかな。」
あか　　「…」

おねえ　「え～、やりたいの？」
あかちゃんもやりたがる…ジャマしたがる？
でも、やらないひともいる。
おにい　「オレは、かたいから…いいや。」
おにいちゃんは、じぶんのニガテなことには、はじめから…ちかづかないらしい。
ママ　　「かたいから、やるんじゃ～ん。ほれ、もって。」
おにい　「え～、あ～、いててててて…ぎゃあああああ…」
ママのまえでは、ニガテとか…かんけいないらしい。