最後の…

おねえちゃんの“なつまつり”があった。
ことしは“じゆうさんか（自由参加）”だったから、ママは「いけたら、いこう」っていってた。
“なつまつり”のひは、すごくあつくて…ママは“いくきモード・０（ゼロ）”だった。
パパ　　「ママ、これが“さいご”の“なつまつり”だから…」
ママ　　「あまいな～、むすめには。」
しぶしぶ“じゅんび”するママのよこで、おねえちゃんは“ゆかた”や“つけげ”でウキウキしてた。
なんとか、さいごの“ぼんおどり”に…まにあった。
おねえ　「なんか、“かきごおり”たべたくなってきた。」
ママ　　「“さいご”だしね～」
というわけで、みんなで“かきごおり”をたべた。

おにいちゃんは、“した（下）”にたまってた“イチゴ・シロップ”に、えらく“かんどう（感動）”してた。

ぼくは、ママにぜったい…あげなかった。

“あかちゃん”は、パパのせなかで「くれ～（泣）」って、なってた。

“かきごおり”をたべおわったら…
おねえ　「なんか、“たからひろい”やりたくなってきた。」
ママ　　「…」
パパ　　「ママ、“さいご”だし…」
ママ　　「あまい…」
それがおわると…
おねえ　「なんか、“ヨーヨー”ほしくなってきた。」
ママ　　「…」
パパ　　「ママ、“さいご”だし…」
ママ　　「…あますぎる。」
なんだかんだ、ぜんぶやりはじめた。
ママ　　「“ヨーヨー”やるの、だれ？」
おにい　「おれ、いい。」
ママ　　「やんないの？」
おにい　「うん、いい。」
ママ　　「あ～、じゃあ、“くん”の“かわり”にやったげて。」
おにい　「え～、いいけど…」
“ヨーヨー”をつったおにいちゃんは、うれしそうだった…かなり。

しかも、ずっとあそんでて…ぼくに、くれなかった。
おねえちゃんも“ヨーヨーつり”やら、ひととおり…たのしんだ。

“さいご”っていう“ことば”に、やられた“なつまつり”だった。

質問

ぼくは“なつかぜ”で、いっぱい“おねつ”がでた。
すっごいくるしくて…たべたり、できなかった。
いつもポッコリな“おなか”が、ペタンコだった。
“おねつ”があって、くるしいとき、きになることがあった…

ぼく　「ママ…なんで“あかちゃん”の“うで”はプニプニなの…？」
ママ　「え～、なんでだろう。」
よなかの１じにも、ひるの１２じにも…きいてみたけど、なっとくいく“こたえ”はなかった。

なんで、“あかちゃん”の“うで”はプニプニなんだろう…？

プール参観

おねえちゃんの“プールさんかん（参観）”があった。
“やまぐち（岩国）”から、もどってきたばかりの“おばあちゃん”がきてくれて…
ぼくは、“おばあちゃん”と“おうち”でまってた。
おねえちゃんは、プールでたのしそうに…ず～っと、“かいひろい（貝拾い）”をしてた。

ママは、おにいちゃんのときから“プールさんかん”に５ねんもいってるけど…
はじめて“カメラ”もっていったんだって。
ママ　　「いや～、ゆとりある“プールさんかん”だった～。“こども”いないとラク～。」
おばあ　「きて、よかったでしょ。」
ママ　　「いや～、ほんとに…あっちこっちスミマセンね～。」
おばあ　「イクバア（育児するばあさんの略）ですから（笑）」
このあと、スリリングな“ジェンガ”をした…

ふつうの“ジェンガ”もスリルなんだけど、“あかちゃん”がそばにいるから…
うまく、よけながら、かわしながら…やる。
“おばあちゃん”がきてくれて、たのしかった！

そして、ぼくは“よる”から“なつかぜ”でダウンした。
“なつかぜ”は、よけれなかった…
“おにいちゃん”からの“きん（菌）”を、かわせなかった…

「つまらない」の反対語

ぼくは、おにいちゃんとあそぶのがスキ。
だから…いつも、くっついてくの。

ぼく　　「い～れ～て！」
おにい　「いいよ。」
ぼく　　「これ、か～し～て！」
おにい　「…いいよ。」
ぼく　　「これも、か～し～て！」
おにい　「…ぜんぶ、つかっていいよ。…つまんないから、やめる。」
ぼく　　「つまる！！」
おにい　「おれ、べつのあそびしよっと。」
ぼく　　「つまるから、あそぼ！！」
おにい　「だって、ぜんぶかしてっていうし…」
ぼく　　「これ、いいよ。」
おにい　「…おれが、つかってたやつだし。」
おにちゃんは、ぼくと“つまるあそび”をしてくれた。
どんな“あそび”かって？
“ろうか”のドアを、ぜんぶしめて…スーパーボールを、なげっこするの…たくさん。
いっぺんに、ボボボボボンってなるから…すごい“つまる”の。