Keep on Sailin', Keep on Dreamin'!!

"先"にある楽しいことを考えながら、"今"を精一杯生きてみよう!

未来のために

2013-11-18 06:16:48 | 東南アジア派遣
これは去年訪れたカンボジアでの出来事。
観光地近くの露店で飲み物を買った時に、小さい子(本人は10歳と言ってた)が英語で対応してくれて、ちょっとビックリしました。
"学校で習ったの?"と訊いてみると、"こうやってお母さんの手伝いをするのに必要だから自分で覚えた"だそうな。
"偉いね"と言うと、"楽しいですから!"と。

ベトナムでバイクタクシーをやっていた、日本語が堪能な兄ちゃんも、そういえば似たようなこと言ってたっけ。


そしてここマレーシアも同じように、小さい子が英語を使って一生懸命露店を手伝っています。今回はまだ、カンボジアの子に対してしたのと同じ質問はしていませんが、きっと同じ答えが返ってくるんだろうな。

僕は、人を成長させる大きな要因はモチベーションだと思います。今、現地の子供達の多くがそんなモチベーションで読み・書き・算盤を学んでいるとしたら、東南アジア随一の出生率の高さとも相まって、10年くらい先のこの国は凄いことになりそうな気がします。

でも同時に、更にその先はどうなるんだろう…とも考えてしまいます。恐らく"体系的に学ばせればもっと伸びる"という流れになって(今も既にそうだけど)学校整備が進んで就学率が上がる方向に向かう気がします。そうすると、こういう屋台で楽しそうに働き、"I enjoy!"と返してくれる子供達の姿は減ってしまうのかな…と。


こんな体験をすると、本当に何が幸せで何が大切なのか・自分達がしようとしていることはお節介じゃないのか、考えさせられます。
インフラ整備・識字率向上… もちろんそれをするメリットが数多くあるのは事実だし、それに従事されている方々の苦労も並大抵ではないと思います。しかし、仮にそれ自体を目的化して走っているとしたら、やっぱり何か違う気がします。
違うシチュエーションではあるけれど、夏に後輩たちと話した時に出てきた、"対象者の選択肢を増やす活動"というのが一番正解に近いんだろうか。

いずれにしても、もっともっと現地の方と"対話"しなきゃな。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする