一期一会じゃなく…

凄い人と出会いました。

日曜にTACで授業を受けた後は、新宿の紀伊国屋書店やブックファーストに立ち寄るのが日課ならぬ週課です。
休みモードからオンモードに頭を切り替えるには持ってこいなんですよね！
今回は、会社で出ている宿題のヒントを探す…という目的があったので、「経営戦略」「経営管理」あたりをウロウロしていたのですが、
ふいに１人の青年に声を掛けられました。

「すいません。この中でオススメの本ありませんか？　何か最近読まれて面白かったのとか…」

…最初は、店員に間違えられたのかと思いました(笑)
でもそんな格好じゃないし、、

「僕も経営を勉強するようになったのは最近なもので、ここら辺ではあまり…
　経営に興味があるんですか？」
「えぇ。実はパティシエをやっているんですが、将来独立したいな…って思ってまして。
　今から何かそういう勉強したいと思うんですが、どこから手を付けていいか分からなくて。。」

…細かいやり取りは割愛しますが、彼は僕より４学年下。
製菓系の専門学校を出た社会人新４年目で、「20代のうちに都内で独立した店を構える」という夢があり、
小さなカフェ　⇒　大手のチェーン店と職を転々とし、今は事務職としてキャリア醸成中とのこと。
彼は「勉強していない」と言っていたけれど、会計やマーケティングについてはセンスを感じました。

「地元の群馬で…というのも考えたんですが、人が少なくて。
　カフェの商圏なんてそんなに広くないでしょうから、やっぱり人が密集してπが大きい都内でやりたくて。
　もっとも、固定費が莫大になるから最初は借金地獄でしょうけどね...」

「客としてカフェに行くと、どこもそこそこ美味しいから味での競争は厳しいですよね。。
　何かオリジナリティが欲しいな…と思うんですが、
　今は店の名前を独特にするとか、趣味で栽培してる野菜や果物を使ったデザートで売るとかしか思いつかなくて。。」

…いやビックリ。
夢を持ちつつ、現実もしっかり捉えて何かしようと考えているところ・
「親切そうだったから」という理由だけで見ず知らずの僕に声を掛けてきた向上心と積極性…脱帽です。

そして「こういう話ができる同世代が周りにいなかったから、めちゃくちゃ楽しかったです！」って言ってもらえて嬉しかったです。
そういう仲間に飢えてたのって、何だか数年前の自分みたいだな…なんて思いました。

何か縁を感じたのでメールアドレスを交換し、「近々都内で飲もう！」なんて約束してきました。
僕も、今までにいなかったバックグラウンドの、同世代の勉強仲間をゲットした感じです。


今日の１曲：「夢見台」（いきものがかり）