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めだま娘の胃袋。~佐賀・福岡グルメと旅行記~

私の毎日の中で思うこと。美味しかったもの、楽しかったこと。

ただ今、学会参加中。

2007-06-30 | 眼科と目の話
本日朝はやくから佐賀を脱出して空を飛びました。
これから2泊3日で学会に参加予定。
愛媛県は松山にお邪魔しています。今日は初日です。

白内障の学会です。対象となる患者さんも多い病気だし、
全国に白内障手術をされている先生はたくさんおられるので
学会場は人も多くて賑やかな雰囲気でした。

上の写真は、昼食時に行われる「ランチョンセミナー」の時間に
参加者に振舞われるお弁当です。
竹の葉を糸でしばったようなしっかりした器におにぎりとおかず。
素朴だけど美味しかったです。

セミナーの演者のお一人、T先生。
眼科医は白内障だけでなく、網膜などの最新治療も知っておかねば、
というお話でした。

今回の主催である愛媛大学のO教授は、優秀であるのはもちろん
卓越な企画力の持ち主です。学会に参加した人たちに勉強だけでなく
いろんな「おもてなし」を準備してくれていました。

その一つがこれ。おもてなしスイーツコーナーです。


松山で人気のお店のスイーツを用意したとの事。
「登泉堂」のいちごミルクかき氷は、果肉たっぷりの蜜が絶品。
「菓子夢」のケーキ達も美味しいです。O嬢ちょっと取りすぎですが。

その他、おいしい愛媛のみかんジュースなどもあり。
まだまだ色んなお楽しみがありました。追ってご紹介します。

勉強の合間の息抜きに、最高です。この学会は楽しい。


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近視矯正手術・レーシックについて

2007-05-21 | 眼科と目の話
このブログに「レーシックについて知りたい」というコメントを頂きました。
簡単でイイと言ってもらってるのですが、なるべく正確に伝えるには
簡単にしたとしても短い文章では終わらない。

んで、レーシックをお題にして書いてみることにしました。

LASIK(レーシック)にはエキシマレーザーという機械を使いますが
その原理を簡単にイラストにしたのが上の写真です。

そもそも、目はカメラのような構造になっていて
角膜と水晶体の二つが凸レンズの役割をしており、
入ってきた光を集めて 眼底の網膜へピントを合わせてます。


しかし近視の目は、殆どが目の長さが奥に少し長い。
極端に言うと少し楕円形になってます。(2~6mmくらい長い)
だから光の焦点が届かずに、ピントが合わないんです。


そこでトップの図のように、表面の角膜をすこし削ることにより
平らにして焦点距離を変えて、網膜にピントが合うようにするのが
近視矯正のレーザー手術の考え方ですね。

データ解析をして機械が自動で削るので、操作は安定しています。
実際に手術を受けている時間も数分です。
麻酔は点眼麻酔。

エキシマレーザーには主に2つの近視矯正方法があります。

「PRK」は角膜表面の上皮をはがしてレーザーをあてる方法。
「LASIK(レーシック)」は角膜表面を電動メスで薄くめくり、
   そこへレーザーをあてて再び表面をもとに戻す方法です。

PRKではがした角膜表面も数日で再生するので問題はないです。
ただレーシックは上皮を残すために痛みが比較的少ないと言われます。
患者さんの眼の状態によって、手術法法を選ぶ場合もありますね。

治療の特徴としては、
・非常に軽い近視や、逆にすごく高度近視の場合は誤差が少し出やすい。

・コンタクトを使用している場合、事前検査および治療の前などは
 2~3週間以上使用を中止する必要がある(角膜表面を落ち着かせるため)。

・目の病気がある人や一部の体の病気がある人などは 状況によっては
 手術を受けられない場合もある。

・保険適用ではない治療なので、費用はすべて自己負担になる。だから
 施設により価格設定が異なる。

・時間が経過すると少し度数がずれてくる(軽い近視がでる)場合もある。
 また50才代以上の人の場合は、老眼も入ってくるので逆に近くが
 見えにくくなる。だからあまり手術は勧めない。

・未成年者にも手術は行われていないと思う。

・角膜を薄くする訳だから、何度もできる治療ではない。
 (薄すぎると角膜が弱くなるからです。だから、元々薄い人の場合は
  レーザー治療が受けられない人もいます)

こんな感じでしょうか。
レーザー手術そのものはかなり症例も増えてきていて、安全性も確立してますが
保険外治療ということで、中には眼科専門でない施設でも
おこなわれている場合もあるようです。

角膜や近視だけでなく、眼底検査などの全ての必要な目の検査を
きちんとしてくれて、メリット・デメリットを説明してくれるような
眼科の先生に受けて頂くといいなぁ、と思います。

ちなみに、私の働く病院にはエキシマレーザーは無いんです。
装置が高価なモノで・・・
私の知る限りは、佐賀県内には現在のところ無いと思います
(間違ってたらすみません。情報ください)

でも何か判らないことがあったら聞いてください。



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学会中の昼ご飯

2007-01-27 | 眼科と目の話
学会中は、お昼の時間を利用して「ランチョンセミナー」という
時間があります。機械や薬剤などのメーカーさんが、自社製品のPRも兼ねて
企画をし、各分野の詳しい医師たちが使用経験や展望などを話す場です。

だいたい12時~13時頃に行われるので、お弁当とお茶が出ます。
その時のお弁当が、上の写真のもの。ナカナカ良いのではないでしょうか。

今回は眼科手術の全国学会だったので、ものすごい人数が参加します。
さらに開催場だった宝ヶ池の京都国際会議場は、近所にあんまり
軽くランチを、みたいなお店がないんです。(私が知らないだけかも)
それもあって、多くの人がランチョンを見ながらお弁当を頂きます。

今回も8会場に分けて開催されてましたが、どの会場も満杯でした。
早く並んでおかないと、座って食べられないほどです。

私達が参加したランチョンは、眼科手術における内視鏡の話題。
眼内に小さな内視鏡を挿入して行う手術なのですが、その第一人者である
先生と共に 佐賀の同僚の先生も発表しました。


盛況のうちに終了。
学会は、普段あまり経験できない疾患の話を聞くこともできて
貴重です。



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コンタクトレンズは気をつけて!!

2006-03-26 | 眼科と目の話
ちょっと、眼のお話。
最近、病院の診療時間終了後に 若い女性が
「コンタクトが外れない。眼が痛くてしょうがない!!」
と、飛び込んできました。

前日に雑貨屋でカラーコンタクトを購入し、
生まれて初めてつけたんだけど、どうしてもとれず
一日ほったらかしにしてたんだって。

何度もこすった角膜(黒目)の表面は、傷だらけ。
コンタクトをつける練習とかは全然してないみたい。


  女の子:「今日は、つけちゃダメなの?」

  私  :「つけちゃダメ。自分じゃとれないと思うし。
       目薬さして まず傷を直さなきゃね」

  女の子:「よっしゃぁ。とるコツは?」

  私  :「つまむようにして取るんだけど・・・・
       練習してきちんと使わなきゃ、
       眼に傷がついて直らなくなるよ。最近多いから」

  女の子:「聞いた。そうかぁ。」

これは、売ったお店側に責任があると思います。
コンタクトレンズは医療品だから、本来は病院できちんと
処方されなければいけないんだけど、度数が入ってないヤツは
おしゃれ用として、化粧品と同じように売られてるんだよね。

この娘だって危険性をきちんと聞いてたら、こんな無茶な
使い方をしないはずと思うんですよ。

診察前に彼女のコンタクトレンズを外したスタッフは、
「よくコンタクトつけますね。信じられない」
と驚いてた。

ちょっとでも知識があれば、怖くてこんな事できない。
角膜は、深く傷つくと濁ってしまうんです。
視力が落ちたまま戻らないこともある。
ここを見てね。 →コンタクトによる目の障害

かけがえのない目ですから、大事にして欲しいです。
買う人も、売る人も。


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ニューオータニでの勉強会

2006-03-11 | 眼科と目の話
緑内障の勉強会があり、東京大学と岐阜大学の先生が
講演に来られました。場所はニューオータニ佐賀

講演後、懇親会があり立食でのお食事がありました。
洋食がいろいろあって、魚介類が豊富でした。

イカのサラダみたいなものや、海老とかが美味しかった。
ケーキバイキングもありました。
 

大学の先生やら、市内、福岡の先生まで 多くの眼科の
先生がたが来られていました。

私は明日も勉強会、というか講演会で 今度は
しゃべらなければならないので、今から寝るまで
最終準備です。

寝られるかしらん・・・・・


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友からの贈り物と花粉症情報

2006-02-28 | 眼科と目の話
このブログを通して、約20年ぶりに連絡がとれた
アメリカ在住の友人から 贈り物が届きました。

日本食を懐かしがる彼女に、以前私が心ばかりの
宅急便を送ったのです。
フリーズドライ味噌汁や、うにセンベイ、甘栗などなど。
そのお返しにと 忙しい中選んでくれたのだ。

左はベビー用ボディローション。右はハンドクリーム。
どちらもすごく いい香りでした。

自分の体に割とほったらかしで過ごしてきたので、今年は
磨こう! と思っていた時に このタイムリーな届け物。
ありがとね。


体と言えば、目がかゆい!! 私にも花粉症が出現しました。
ここ数年のうちでは、割と強い症状です。

下の佐賀市のスギ花粉情報のごとく、先週から急に増えてる。

案の定、先週から「目がかゆいよ~」という患者さんが
どっと来ました。昨年は3月上旬に患者さんが多かったから
上のグラフ通りですね。

キッセイ薬品のHPに全国42箇所のスギ、ヒノキの花粉情報を
掲載してあります。詳しくは、こちら →2006年花粉情報

マスクやメガネなどで花粉を避ける対策が大事ですね。

かゆいからってゴシゴシ掻いてると、充血がひどくなったり
二次感染の原因にもなるので、ご注意ですぞ。
適切な目薬を使って、目に触らず我慢、ガマン。

言うのは簡単だけど、めっちゃ痒いときはつらいよね。
のりきりましょう。頑張って。


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クリスマスに緊急手術

2005-12-25 | 眼科と目の話
クリスマスの昼、患者さんから電話があった。
79歳、佐賀の西部に住むお婆ちゃん。

今朝、角膜移植手術をした右目を自転車のグリップで強く打ったとのこと。
「その後から見えなくなった」と、泣きそうな声で話してる。

元々左目は小さい頃から見えない人で、残った右目は移植手術で
何とか生活できるまでの視力になっていたのに。
すぐに、家族と一緒に来てもらった。私の診療所では緊急手術が
できないので、非常勤をしてる公立病院で待ち合わせ。

診ると、手術で縫合した部分のうち、約1/3の傷が開いてた。
眼科部長にも来てもらい、すぐ緊急手術となる。
部長が執刀してくれ、介助に和歌先生も来てくれた。

傷を整復し縫合。きれいに戻ったけど、まだ感染など心配です。
角膜は血管がない組織だから、術後の傷の接着が弱い。
彼女も術後2年半経過してるのに、やっぱり強くぶつけちゃうと
傷が開いてしまうのです。

私としても、くれぐれも患者さんに注意するように言わなきゃ、と
考えさせられた出来事でした。

んで、今日は家にあるもので食事の準備をしたので、
先日 後輩からもらったタラバガニの足の残りを
カニ足フライにしました。
豪快だぜ。


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インフルエンザ予防注射

2005-11-30 | 眼科と目の話
インフルエンザの予防注射を受けました。
写真に写ってるのは、一緒に受けにいったスタッフです。
注射をしてる方は、内科医である私の叔父。

久しぶりにうった筋肉注射は、けっこう痛かった。

眼科の診療所とはいえ、日々100人近い人が出入りするわけだし、
ウィルスをもらってもいけないし、
まして自分達を介して患者さんにうつしては絶対に行けないし。

予約診療をしている以上、簡単に休めないしね。

やはり、出来る予防はしておくべきでしょう。
他のスタッフも交代で受けに行く予定です。


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網膜剥離の手術

2005-11-28 | 眼科と目の話
毎週月曜日は、近くの県立病院眼科で勤務しています。
主に、常勤の先生達が手術をしている間の外来診療なんだけど、
今日は 網膜剥離の緊急手術があったので、
手伝うために 夕方から手術室に入りました。

網膜は、一度穴があいてはがれてくると、手術しなければ直らない。
糊のついた紙のようなもので、剥がれている期間が長くなればなるほど
くっつかなくなってしまうのです。

だから、ほとんどが受診したその日に緊急手術。
目の外から直す方法と、内側から直す方法と2種類の手術があって、
今日おこなったのは 外側から直す方法でした。
これは、ちょっと痛みがあるので全身麻酔で行います。

だから、私の家の病院ではできない。麻酔の先生がいないから。
大学勤務時代には多くやってた手術で、難しいけどやりがいがあり、
好きな術式ですから、今日も機嫌良く手伝いました。

自分の病院ではできない治療を、こういう機会に経験させ続けてもうら事は
すごく自分にとってありがたいことです。

でもいつの日か、自分の病院に来てくれた患者さんの目の病気なら
すべてに対応できるような、そんな眼科病院にしたいと思っています。
できるだろうか・・・・・・。

久しぶり、仕事の話でした。


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盲学校の見学

2005-10-30 | 眼科と目の話
佐賀県立盲学校の公開授業があり、見学に行ってきました。場所はここ。
写真の 左上は、学校の建物。南北に校舎があります。
    右上は、弱視用の拡大レンズ。
    右下は、立体コピー。文字や線が立体的に盛り上がる。
    左下は、オセロ。線も立体的で、白黒の駒も触ると違いがわかる。

今日は授業の様子を見学したり、校内の施設を案内してもらったりしました。
佐賀県立盲学校のホームページを見ると、もっと詳しく分かります。

現在、44名の生徒が学んでいるそうです。
全国的に 盲学校の生徒数は年々少しずつ減っているらしい。

存在や内容を知らない人が多いのか。
本人や家族が、行くことをためらっているのか。
わかりませんが、行った方がいい人はもっと多いかも、と思いました。

生徒さんは元気そうで、楽しそうに生活していました。

眼科の仕事をしている人間としては、知っておくべき場所であるし、
深く関わらないといけない場所です。

新しく知ったのは、教育相談というシステムがあること。
乳幼児の頃から、見えにくい場合にはどのような生活をしたらよいのか、
家族は本人にどんな機会を与えてあげればいいのか、などが聞けます。

私も心当たりのある患者さんがいるし、ぜひ紹介しようと思いました。


もしよろしければ、クリックして下されませ。
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医者のテレビ番組

2005-09-28 | 眼科と目の話
風はすっかり秋で、部屋からの夕景も涼しげ。

自分の入院から復帰して 本日の仕事は2日め。
昨日は手術が6例あったし、今日も予約は一杯だった。

最近、医者の特集的なテレビ番組が多い。
「神の手」とか持ち上げてるけど、どうかと思う。
出てくる医者自身も、「ブラックジャックのように俺がすべて直す」
なんて言ってる医者は、確かに腕はいいのかもしれないけど気分悪い。
何でも直せるなんていうのは、おごりだ。

医者は神でもなんでもない、と思う。
実際直っていくのは患者さんの体と患者さんの意志であって、
その手伝いをしているだけにすぎない。

持ち上げるテレビも悪い。
最近のテレビ、ニュースもワイドショーもごちゃ混ぜで
誰が面白がってるのか知らんけど、しょうもない代議士の動向とかばっかり
垂れ流して。反吐がでそう。

近所の噂話やゴシップみたいなのに飛びつくマスコミが、諸悪の根元。
一番タチが悪いのは、マスコミの連中に自覚がないこと。

しばらくして熱が冷めると、自分たちで反省の言葉を口にするけど
次の話題を見ると、全く懲りてない。
最近の最悪は、朝のTBSとテレビ朝日。

ほんと、どうかと思うよ。
今日は、えらい愚痴になっちった。
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近視とコンタクトレンズ

2005-08-25 | 眼科と目の話
明日は、月に一度 うちの病院のスタッフと開催している勉強会です。
昼休みの一時間、お弁当を食べながら 目の病気や検査、患者さんへの対応など
毎回テーマを決めて勉強しておるのです。

今回のテーマは、近視矯正手術について。
残念ながらレーザー装置が高価なため、私が働いておる病院ではできません。
ただ、スタッフの皆さんにはこういうものもある、と知っておいて欲しいのです。

保険診療外治療ということで治療代が高価(病院によって15万~25万くらいかな?)
になるし、特に田舎では正直言うとあまり普及はしてませんね。
きちんとした病院で受けさえすれば、危険な治療ではないのですけどね。

ただ、問題はコンタクトレンズ。
最近はコンタクトのネット販売やら安売りのコンタクト専門診療所などで
投げ売り状態ですよね。
滅茶苦茶な使い方をして、角膜にばい菌が入ったりしてる患者さんが多いんです。

これは、絶対に売る側に問題がある。
きちんとした指導や、情報を提供していないんですよ。
コンタクトメーカーと、いい加減な販売所の二つが悪い。

ネット販売はもちろん診察受けずに買えちゃう訳だし、
コンタクト専門診療所の中には、目の診察もあんまりできない眼科医以外の医者が
名前だけ貸して営業しているところもあるし。

ほんと、売れれば何してもいいのか!って思う。

角膜は、取り替えがききません。
一度 角膜の深いところまで傷ついてしまうと、その濁りは二度と消えないのです。
大事に、大事にして欲しいなあ。 

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佐賀県立病院の移転

2005-08-24 | 眼科と目の話
お昼にたべたシャロームの清涼麺(ちんりゃんめん)です。場所はここ
ざるラーメンのような喉ごしと、和風だれが最高。

ところで、
今日のニュースで、佐賀県立病院の「どんどんどんの森」への移転問題が
白紙になったと発表されました。
私は、発表当初から反対だったので、嬉しく思っている一人です。
反対の理由

1)「どんどんどんの森」の予定スペースは狭い。

病院というのは、時代に対応してどんどん成長しなければいけない宿命があります。
まして、佐賀県の中核である、県立病院ならば尚更。
つまり、最初は使わない余分なスペースも含めて考えておくべきだと思います。
後から新病棟とか、駐車場とかに使えるような。


2)国立病院や大学に近くなり、病院位置のバランスが悪くなる。

現在佐賀市水ヶ江にある県立病院の利用患者さんは、やはり佐賀市の南部地区に住む
人が大きな割合を占めています。県立病院とはいえ、県下全域から、ましてJRを使って
通院してくるような患者さんはそれほど多くないのです。だから、わざわざ今の位置を
動かして、駅に近づく意味は全くないと思います。
それより、市営バスなどと組んで、駅との巡回バスなどを作った方がベスト。佐賀市北部は
国立病院、佐賀大学病院、東部には社会保険病院があります。
県立病院が北へ動くと、ますます偏るのです。


3)県立病院は、今の位置がベスト。

今の土地を利用しつつ、新築を重ねて改善していく方法が絶対いいです。
利用患者さんにとっても、総合病院というのは、なるべく動くべきではありません。
龍谷高校を駅側へ移し、そこに県立病院を建築するという案も出ています。
ところが、龍谷高校出身の県会議員が自分たちの思いでを守るために反対しているという
噂があります。
自分のノスタルジーと、県民の利益とを比べる事自体 おかしくないですか?

もっともっと、県民、利用患者さんの意見をくみ上げて欲しいです。

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