ご無沙汰しておりました。忙しさにかまけ、久々のブログ更新です。
先月東京へ行った時に、一日目の和食の夕食をご紹介してましたが
2日目にも先輩先生方と共にお邪魔したお店があったので、ご報告しておきます。
ミシュラン東京2010年版にも「現代風フレンチ」として紹介され、2つ★がついていた
エディション・コウジシモムラさんです。
六本木のビルの一角にありました。
今回は先輩先生が予約していただいたコースを堪能しました。
学会に行くといつも奢って下さって恐縮なので、今回は出発前から
「ぜひぜひ割り勘させて下さい!!」とお願いして臨んだ夕食です。
まずはアミューズ。お煎餅のように見えるのは、パルメザンチーズ。
薄く広げて焼いてありました。
バターすら、くるんとまぁるく飾ってあって美しいです。
一皿目はトップの写真です。このお店の看板らしく、ミシュランガイドにも載っていました。
「
宮城産牡蠣の冷製 海水と柑橘のジュレ 岩海苔風味」。
すごく大きな牡蠣に海水のジュレがかけてあり、乾燥した岩海苔がトッピングしてあります。
まるで牡蠣が、海の中にそのままいるような一皿に仕上げてありました。
これは美味かった!!! 牡蠣がジューシーでクリーミー。海のミルクってホントなんだ。
納得の一皿です。
2皿目は
「
カダイフを纏った的鯛の軽やかなフリット ブロッコリーのクーリとレモンのコンフィチュール」。
これも感動しました。この日の一番好きな一皿だったかもです。
的鯛に、カダイフと呼ばれる極細の麺を巻き付けて揚げてあります。
もちろん的鯛もすごく美味しかったのですが、ソースのあしらい方が素晴らしい。
ブロッコリーのソースと共に「レモンを搾りたいところだけど、サクサク感を損なわないように」と
真ん中にレモンのコンフィチュール(ジャム)がしいてあるんです。
これがすごくアクセントになっていて、素晴らしかった。
「
真鱈の白子 いろんな茸のソースとイベリコ豚」
このお皿の名前はうろ覚えです。
ここのシェフは、バターやクリームを最小限に抑えてあるとのことで、重すぎないソースが絶品。
そしてこの日のメインは、今期最終入荷という鹿児島の尾長鶏でした。
尾長鶏の胸肉、ささみ、もも肉のグリエだそうです。
鴨は雑食性なので、捕獲したままだと餌によって肉質に臭みがでるのだそうです。
そこでこの店では、臭みを防ぐためにさばく2週間ほど前から玄米を与えている、と
お店の方が教えてくれました。
ジビエなので歯ごたえがある肉ですが、非常に美味しかったです。
先輩先生がチョイスしていただいたワインを(下戸ながらも)楽しみながら
いろんなチーズも楽しみました。
そしてここから、また感動のデザートが続きました。
まずデザートの一皿目は「ホワイトデザート」と呼んでありました。
「全部白なので、写真映えがしませんね」とお店の方が笑っておられたのですが、よく見ると
同じ白でも3種類の味、舌触りが広がる美味しい一品です。
一番上にふわっとかけてあったのは、ライチの味がしました。
そして二皿目はカカオのデクリネゾン。
デクリネゾンとは、一ツの食材ニ様々な調理を施して、 食感を変えて楽しむものだそうです。
カカオのガナッシュと、口に入れたら溶けちゃうソルベ。そして右の写真がカカオ水。
これはすごかったなぁ。こんなの食べたことないです。
カカオのガナッシュには、スペイン産オリーブオイルとマルドン塩がかけてあって
これがまた新鮮でした。
ハーブティーを最後に頂きましたが、そこにもう一つカワイイデザートが。
最初から最後までやられっぱなし。なんて素敵なディナーだろうと感動しました。
こんなに次から次に、出会ったことのない料理が並ぶことはないなぁ。
恐るべし、
エディション・コウジシモムラ。
今度は親にも食べさせたいです。年配者にはジビエがちょっと硬いかな?
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