アヤちゃんは2年生。
活発でおしゃべりで気も強そう。
待合室の親子の会話を聞いてると、やさしいおっとりしたお母さんが完全に負けてるカンジ。
事件?は、そんなアヤちゃんの治療が終わった時に起こった。
歯と歯の間が虫歯になっていそうだから、レントゲンを撮ってから帰りましょう。
幼稚園の頃にもちゃんと出来てたのに、この日のアヤちゃんは頑として聞かない。
どういうわけか大人しいお母さんも、今日はアヤちゃんに負けじとがんばるから
事態は泥沼化してしまった。
たかが(爆)レントゲンを撮る撮らないで、診療室のドアの前で二人で大喧嘩。
いい争いが続くうちに話は別のことにも飛び火したりして、収拾がつかない状態に。
もう完全に二人とも、この言い争いから降りるきっかけをなくしている。
もうレントゲンのことは遠くに飛び去り、残ってるのは意地の張り合いだ。
このままレントゲンを撮らずに帰したら、お母さんの顔がたたないだろうし、
アヤちゃんだって、今さらレントゲンを撮ったりできないだろう。
二人の面子を立てる意味で、「今日は前歯についた茶渋をクリーニングしてから帰ろう」という提案をした。
アヤちゃんの歯をクリーニングしながら、飼ってる犬のことや隣の神社から遊びにやってくる狸のことなど話す。
機嫌が直ったところで聞いてみる。
さっきのお母さんとの喧嘩のとき、どうやったら喧嘩をやめられるかわかんなくて困ってたでしょ?
え?わかった?
そんな顔してたもん。レントゲンだって別に撮っても良かったんでしょ?
意地を張りすぎると仲直りがしにくくなるよ。
まったく~ママって時々しぶといんだよね。
しょうがないから今度はアヤが先にあやまったげるよ。
人生って気を遣うものだね~~
。。。。。。
いやはや。。。わかってるのかどうなのか。。。子供って面白いものです。
でも面白がっていられるのは、よその子だから。
自分ンちの子だったら、完全にだったと思う。
傍観者だからこその余裕なのでしょう。
がんばれ~アヤちゃんのおかあさん。