ビター☆チョコ

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アンジェラ・アキ

2006-08-07 | 歌 ときどき ピアノ



ちょっと前から通勤の時に聴いてるアンジェラ・アキ。
昨日の情熱大陸に出てましたね。

日本人の父とイタリア系アメリカ人の母を持つアンジェラ。
徳島の田舎町で育つ。
子供の頃はハーフだということで、好奇の目で見られたという。
アメリカ人の母が「日本人のお母さんに負けないように」がんばって作ってくれたお弁当。
悪意はないのだろうけど、アメリカ人のお母さんが作るお弁当見たさに集まってくる級友。
アンジェラは好奇の目にも負けずに食べたけど、妹は食べることが出来なかった。
お弁当を残したらお母さんが悲しむからと、妹と二人、お弁当の中身を川に流して帰ったそうだ。
流れていくご飯粒が哀しかった。と話しながら、思わず涙を流してしまった自分をサラリと笑うアンジェラ。

アンジェラの明るさの影にはたくさんの悲しみや挫折があるのだと、彼女は言う。
10年の下積み時代。
デモテープを送っても「あなたの声には、引っかかるものがない」と受け付けられなかったそうだ。

確かに美しい声。歌唱力。
あまりにもまっすぐだ。
でも、アンジェラの作った詞と曲に、その美しいまっすぐな声と力強いピアノが乗ると忘れられないものになる。

BGMにしないで、詞をかみしめながら聴いてみる。

「Home」
ふるさと、家。
心のよりどころとなる場所。
帰っていくところ。
帰るところがあるから思い切って飛びたてる。


聴きながら、知らず知らずに涙がこぼれる夜もある。