安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

レッド・ガーランド RED GARLAND'S PIANO

2019-08-25 20:16:30 | ピアノ・トリオ

昨日の土曜日、松本市梓川のジャズ喫茶「アンの家」に行ったのですが、その 比較的近くに「安曇野菓子工房丸山」の洋菓子工場と店舗があり、気になっていたので寄ってみました。ソフトクリームと本日お薦めの白玉を購入し、店内の喫茶コーナーでいただきましたが、ソフトクリームが極上でした。甘めの極上の演奏を。

RED GARLAND (レッド・ガーランド)
RED GARLAND'S PIANO (Prestige 1956, 57年録音)

   

レッド・ガーランド(p, 1923~84年)は、マイルス・デイヴィス・グループの一員としてプレスティッジレーベルに多くの録音を残すとともに、リーダー作も多数残しています。「Groovy」や「Soul Junction」あたりが代表ですが、有名でないものにもよいものがあり、これもその一つで、昔から慈しんで聴いていました。

メンバーは、レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・テイラー(ds)。チェンバースのふくよかなサウンドによるソロや伴奏、控えめながら的確なリズムを送り出しているテイラーと、人選もうまくいっています。「Groovy」と同じセッションから2曲が収録され、他の曲についてもメンバーは同じです。

曲はスタンダードです。「Please Send Me Someone to Love」「Stompin' At The Savoy」「The Very Thought of You」「Almost Like Being In Love」、「If I Were A Bell」、「I Know Why」、「I Can't Give You Anything But Love」、「But Not For Me」の全8曲。いずれも取り上げられることの多い有名曲ばかりです。

レッド・ガーランド(p)の完成されたスタイルで演奏される珠玉のスタンダードが楽しめ、寛ぎタイムにピッタリのアルバム。ややテンポが早い「Stompin' At The Savoy」や「If I Were A Bell」ではシングルトーン中心に、バラードの「The Very Thougut of You」では和音を多用して弾いています。アート・テイラー(ds)は、ブラシで演奏をしていて、「Almost Like Being In Love」などを聴くとブラシの名手といっても過言ではないと感じました。チェンバース(b)のベース・ランニングも心地よい。 

【安曇野菓子工房丸山 氷室店】

住所:長野県松本市梓川倭2656-1
電話:0263-78-0211
ホームページ:maruyama-kashiho.com

全景。左側は、洋菓子工場になっています。

入口

店内。元々は和菓子屋なので、洋菓子に加え和菓子が並びます。

喫茶コーナー

注文した「白玉」とソフトクリーム

ぜんざいもよいものでした。

ソフトクリームがかなりよく、「アンの家」に行くたびに寄ってしまいそうです。カップではなく、コーンのものもあります。