安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」を観て、佐藤貴浩著「奥州の竜 伊達政宗」(角川新書)を読みました。

2024-08-31 19:30:00 | 映画・DVD・テレビ

レンタルDVDで、NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」(1987年放映)を見ました。当時、平均視聴率39.7%を記録したドラマです。併せて、佐藤貴浩著「奥州の竜 伊達政宗」(角川新書)を読みました。

   

DVDのパッケージ

(概要)
知恵と才覚で仙台62万石の礎を一代で築いた男、伊達政宗。信長、秀吉、家康という3人の天下人と同時代を生き、天下取りの夢こそかなわなかったものの、「独眼竜」とおそれられ、秀吉や家康からも一目置かれた奥州の覇者の生涯を、現代的なタッチでロマン豊かに描いた大河ドラマ。(NHKの解説から)

(出演など)
渡辺 謙、藤間遼太、嶋 英二、北大路欣也、岩下志麻、桜田淳子、後藤久美子、秋吉久美子、竹下景子、
三浦友和、西郷輝彦、大滝秀治、いかりや長介、村田雄浩、竜 雷太、神山 繁、寺泉 憲、林 与一、陣内孝則、
奥田瑛二、樋口可南子、原田芳雄、八千草薫、津川雅彦、勝新太郎 ほか

脚本:ジェームス三木
音楽:池辺晋一郎
○1987年 放送

(感 想)

伊達政宗の生涯を概観できる優れたドラマでした。ジェームス三木さんの脚本が良くできているのが、成功の要因だと思いますが、政宗の生涯そのものがドラマティックで、エピソードに満ちていて、ドラマになりやすいということもあるのかもしれません。

出演俳優が豪華です。当時、あまり知られていなかった渡辺謙(政宗役)さんは、はまり役とも言える演技でしたし、勝新太郎(秀吉)、津川雅彦(家康)さんも、役柄に相応しかった。女性陣では、岩下志麻(政宗の母)、八千草薫(高台院、秀吉の正室)さんは品が感じられました。

物語が進むに連れてわかってくるのが、伊達家の家臣の有能さで、さすがに名門の大名家だけのことはあります。演じた西郷輝彦(片倉景綱)や三浦友和(伊達成実)さんも、次第に重厚な感じを醸し出していました。

(ドラマの場面から、大阪夏の陣のあたりの映像です)

渡辺謙(伊達政宗)

 
津川雅彦(徳川家康)
 
 
政宗が家康と話をしているところ。政宗は、お洒落で、いろいろな服装が登場します。
 
 
高台院(秀吉の正室)役の八千草薫
 
 
大坂夏の陣で亡くなった真田信繁(真田幸村)の娘(阿梅)が、片倉小十郎重綱(鬼小十郎)とともに、政宗にあっているところ。保護を求めてきた阿梅を匿う懐の深さは、伊達家だからこそでしょう。
 
 
左側に、三浦友和演ずる伊達成美。
 
 
沢口靖子演ずる五郎八(いろは)姫。右には、愛姫(政宗の正室、いろは姫の母)役の桜田淳子。
 
 
片倉景綱を見舞う、政宗と成美(三浦友和)。
 
 
片倉小十郎(景綱)役の西郷輝彦。
 
【独眼竜政宗の再放送について】
 
独眼竜政宗 - NHK
 
BSP4Kで絶賛再放送中の「独眼竜政宗」を来年1月(2025年1月)からNHK BSでも再放送するそうです。
 
 
 
【佐藤貴浩著「奥州の竜」伊達政宗(角川新書)】

拍子

(おおまかな内容)

(著者略歴)

(感 想)

伊達政宗の書状(文書)は、4500も残っているそうで、一次資料のその書状をベースに、政宗の生涯を述べた新書です。書状は、素人にもわかるように現代語訳で記されています。また、当時の情勢についても、要領よく記載されていて、わかりやすかった。

政宗のエピソードは、多数ありますが、新しい研究を踏まえ、再考されているものもあります。例えば、政宗毒殺事件について、通説がいいのかどうか迷っていると記しています。政宗は、和歌・絵画・茶について造詣が深いなど教養人としての側面も記され、楽しんで読めました。

(本書のページから)

 



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