安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジョー・ヘンダーソン THE KICKER

2019-08-18 20:04:04 | テナー・サックス

先日、コメダ珈琲豊科店に寄ったところ、「シロノワール北海道メロン」という季節限定の商品があったので注文しました。北海道のメロンクリームがデニッシュパンに挟まれ、ソフトクリームにもメロンソースがかかる濃厚な甘いデザートで、珈琲によくあいました。管楽器3本によるハーモニーが甘美なアルバムを。

JOE HENDERSON(ジョー・ヘンダーソン)
THE KICKER (Milestone  1967年録音)

   

ジャズ・ジャイアントの一人に数えられるジョー・ヘンダーソン(ts, 1937~2001年)は、1960年代におけるブルーノートレーベルや90年代におけるヴァーヴへの録音に有名盤が多いのですが、60年代後半から70年代におけるマイルストーン時代にもよい録音を残しています。これは同レーベルへの録音第1作に当たります。

メンバーは、ジョー・ヘンダーソン(ts)、マイク・ローレンス(tp)、グラチャン・モンカ-(tb)、ケニー・バロン(p)、ロン・カーター(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。マイク・ローレンスやケニー・バロンという当時の新進のミュージシャンが起用されています。

曲は、ジョー・ヘンダーソンの自作が「Mamacita」、「The Kicker」、「If」、「Mo' Joe」の4曲、ビリー・ストレイホーン作「Chelsea Bridge」、マイルス・デイヴィス作「Nardis」、ヴィンセント・ユーマンス作曲のスタンダード「Without A Song」、A.C.ジョビン作「O Amor En Paz」の全8曲。

ジョー・ヘンダーソン(ts)というと、ブルーノートの諸作品が思い浮かびますが、ごく久しぶりに聴いたこの作品は、それらに肩を並べるものでした。夏なのでボサノヴァの「O Amor En Paz」(平和な愛)もお目当てだったのですが、圧巻はバラードの「Chelsea Bridge」で、陰影豊かなヘンダーソンの吹奏と低域を中心としたソロをとるバロンが素晴らしい。ジャズ・ロック系の軽いビートの「Mamacita」や「The Kicker」、さらには三管のハーモニーで聴く「Nardis」と楽しめました。

【コメダ珈琲のシロノワール北海道メロンミニサイズ】

選べるデザートセットのメニュー

シロノワール北海道メロンミニサイズに目が行きました。

一緒に頼んだのは、アメリカン珈琲です。

メロンソースがのったソフトクリームは濃厚な味でした。デニッシュパンの中には、メロンクリームがサンドされています。