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memorandum&curiosity

父と生誕の地、散策part2(虎ノ門)

2005年05月11日 23時33分16秒 | exploration
桜田門をくぐって(達成感を感じつつ)、官庁街へ・・・
ここが、日本の中枢が結集している霞ヶ関かぁ・・・。この辺りは、父が子供の頃遊んでいた場所でもあるので、父親のテンションが若干上がってきているようです。
たまたま官庁街を通りかかった時間が、ぴったりお昼の12時なので、建物からたくさんの人がトコロテンのように出てくる、出てくる。人の波にもまれながら歩くことに不憫さを感じるほどだ。しびれを切らした父が裏道から行こうと主導権をとるので、そのまま従った。父の後姿を見ていると、その背中が「俺の庭だから、俺について来い」といわんばかりの迫力。

父が言うには、60年前とはかなり様変わりしているようで、驚いてばかり。多少の戸惑いもありつつ、当時のまま残っている場所もありと、時間の経過をしみじみと感じ取っているようだ。
「ここに○○があったはずなのに」とか「ここは、当時のままだ」とか、父は、こんなによく喋ったっけ??
普段物静かな父がこれだけ喋るのを初めて見た。(後に、この体験が気に入ったのか?父がリクエストを出してくることに・・・)
しばらくすると、虎ノ門に到着。ここからは、自分の主観だけど、一歩裏手に入ると民家もあり、情緒が出てきたように感じる。父にしてみれば、今、見える光景よりも60年前の風景が何度も頭の中でフィードバックされているはずで、時の重みや深さを、体感しているんだろうなぁ・・・。
残念ながらその気持ちを共有することはできないけど、これがきっかけで、なんとなく虎ノ門に親近感を覚えた。(笑)
さらに、父は、愛宕神社を発見すると、僕を置いていく勢いで、どんどん進んでいった。
愛宕神社については、多少知識を入れておいたけど・・・(あれ?自分の知識では物凄い階段を登るはずでは???)
あとで、分かるけど、愛宕神社へ行くには、何通りかの行き方があって、僕たちが歩いたのは、車でも行けるように車道になっていて(これも後で分かるが、楽な方法で登れたと思う)、山の上をぐるっと回りこむようにして上がった。頂上には、別世界があり、僕が見たときは、外人が和風のオープンテラスで食事をしているので、なんだか、イメージが・・・と思ったけど、意外に栄えていることに驚いた。愛宕神社はいろんな人の憩いの場所になっているんだなぁ。(心のメモ)
愛宕神社境内は、こじんまりとしていて、想像と違わなかったけど、参拝する人が結構いて、その部分は、予想と違ったかな。(活気があって良かったけどね)
そして、いよいよ愛宕神社を去るとき、噂の階段を目の当たりにして、びっくり!!自分でも階段が急斜面ということは事前に知ってはいたけど、「これって、良いの?」と思うほどの急斜面。(写真で急斜面が伝わるかな?)
少し歩いて分かるんだけど、エレベーターがあるのも肯ける。(あれって、有料なのかな?無料かな?)

目標を達成して一段落と安心していると、単独で歩き出す父。あわてて追いかけ、どこへ向かっているのか聞き出すと、金刀比羅神社を探してるようで、一緒になってキョロキョロしていると、金刀比羅神社のノボリが見えた。
「えっ!?こんなところに?」と思ってビルの中を覘くと、本当にあるとは・・・。
しかも、屋台がズラッと出ていて、活気があり、平日の午後1時頃なのに、人がそこそこ。(土曜の夕方なら分かるけど・・・)
虎ノ門のイメージがガラっと変わったなぁ~。ここに来るまでは、無機質な感じがしたけど、人間味があって、意外に楽しい街かも・・・。(発見ばかりの街だな)

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