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memorandum&curiosity

熊本旅行 3日目

2013年07月13日 14時34分19秒 | exploration
さぁ、今日は熊本最終日。
しっかり朝食も食べて、いざ!


熊本へ来たなら、熊本城はマスト。

ここは、「桜の馬場城彩苑」といって、熊本城に隣接している、お土産の施設とでも言ったところ。最終日なので、お土産を調達するには、うってつけ。

それでは、熊本城へ接近中・・・

「飯田丸五階櫓」というそうです。えっ?櫓(やぐら)? これはお城じゃないんだって。見張り用の建物だそうです。それにしても立派だわ。

 

どんどん内部へ進みますと・・・

武将がお出迎えなんて、感激。しかも言葉が昔風。区役所の観光課あたりの職員さんが頑張ってピーアールしてらっしゃるのかと思っていたら、あまりにプロフェッショナルに徹底されているので、あぁ、これは、どこかと提携でもされているのかな?(笑)と、察しました(笑)。どうりで、みなさん凛々しすぎたから・・・(笑)
たくさん武将を撮影させていただいたんですけど、どれもブレてて、ちゃんと写っていたのは、これだけでした。(涙)

でも、ふと辺りを見渡せば、「国宝4城」の一つ、熊本城の大天守小天守が聳えたっているじゃありませんか。
 
真っ白な「姫路城」が好きな私ですが、真っ黒な「熊本城」もそれはそれは、インパクトがあって、カッコいい。

さらに興奮したのは、「闇り通路」(くらがりつうろ)という地下通路。

こちらも、加藤清正公らしい「やり過ぎの城」、納得といったところでしょうか。行く前に事前にBSテレビで情報招集した甲斐がありました。「テレビで見たあれだ!」といいながら、喜んでましたもん。そして地下通路を抜けると・・・
  
圧巻です。めっちゃ嬉しい。

天守閣にも上がりました。
 
長塀もBSテレビで凄さは承知してましたけど、実際に観れて嬉しい。デザインが良いのかな?惚れ惚れするお城ですね。

本丸御殿も見学してきました。(まずい、このままだと熊本城だけの紹介になっちゃう)
 
「昭君之間」(しょうくんのま)も見て来ました。「昭君之間」は、実は、「将軍の間」の隠語であえるという説があるそうですが、私はこれを指示します(笑)。
豊臣家に仕えていた加藤清正公が、徳川の家臣になったとき、裏切りでは?という意見を完全に覆す話で、やはり、豊臣秀吉の子供、秀頼を迎え入れる為に準備していたというなら、なんとも加藤清正公らしい逸話だと、腑に落ちました。(そうなると、天下太平は遠のくのかもしれませんね。なんとも複雑ですけどね)

では、熊本城の城主は、加藤清正公の他に、細川忠利氏がいらしたそうですが、その細川氏が頂いていた食事を体験出来るという要予約の「本丸御膳」(3,000円)を私たちも頂いちゃいます。(嬉)
場所も本丸御殿内にある「大御台所」という、殿様の食事する場所なので、これは絶対に体験しなきゃ(笑)、ってことで、本日のお昼ご飯です。
  
ドキドキ。

お茶を出されました。
時代劇で見るような配膳です。(笑)

毎日殿様は、こんな食事してたの?(笑)


こちら今でいうデザート。甘くたいた小豆と黒蜜で、天明二年(1782)のレシピなんだそうです。今の人が食べても十分美味しいデザート。

白身昆布締め、和蛸、はすいも。お刺身の膳と紹介されていました。写真右の白い三角の物体が「はすいも」で、聞き忘れたけど、里芋かなんかの茎だと言ってました。歯触りがとてもよく、サクサクした食感。味はなかったと言ってもいいくらいでしたが、貴重な食材でした。


御汁の膳。祝いの膳だそうで、「くしいと」と呼ばれてました。ポルトガルから伝来した料理で、コジイド(ゆで肉)に由来すると言われているそうです。実際私が食べても相当美味しいです。3,000円は安いと思う・・・。


こちらは、前酒の膳だそうで、室町時代からある調味料で酒と削り鰹、梅干し等で煮詰めたものだそうです。


すいません、失念しました。食べながらの説明なので、味わうこととの両立は無理ですね(笑)。(だけど、ちゃんと図式のプリントで説明文を配布されます)


紫蘇ご飯。もう見ての通りです。


御肴という膳です。これは、見てて楽しかったし、美味しかった。清正人参やら辛しレンコン、川魚(鮎)も生臭くなく甘露煮仕立てで安心して食べれました。

もう大満足な昼食でした。こういう経験は滅多に出来ないので、お勧めしますが、3日前までに予約が必要だとか、食べる時間を指定するわけですが、旅のスケジュールは思い通りにいかないから、心配しながらだったのが煩わしくて、それが玉に瑕でした。(本丸御膳とは関係ないですけどね)

本丸御殿を出る際に、もう一度、「昭君之間」をパチリ!

今思い返しても、本当に夢のような時間だったな。

まだまだ、熊本城の写真あります・・・
  

これが「二様の石垣」。

ここもBSテレビでよく見かけたシーンですね・・・


加藤清正公の銅像。生憎、背景に熊本城が清正公越しに見えるはずでしたが、「櫨方門」が修繕中のため、味気ない写真です(泣)。

  
デザインが美しい。(来年に改修工事が終わるとされている姫路城もいつか行きたいな)

ここからは、熊本城に隣接している「加藤神社」です。
    
熊本というところは、加藤清正公と切っても切れない関係なんですね。BSテレビでも加藤清正公を悪く言う人なんて見たことも聞いたこともありませんでしたから・・・

最後に、やっぱり辛しレンコン。
 
THE熊本の郷土食。決して忘れることの出来ぬ食べ物です。(笑)

帰りの便に割と時間に余裕があったので、阿蘇にある「ラピュタの道」なるものを見学してきました・・・
 
写真中央の白い点は、車です。YouTubeで拝見していたので、出来ることなら観てみたいと切望していたので、最後の最後で観ることが出来て幸せでした。
熊本は、美しい緑の国なんですね。人も土地もホントに素敵でした!!!