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memorandum&curiosity

静寂の日光

2010年08月14日 18時59分45秒 | exploration
観光客で賑わっていた東照宮の目と鼻の先にあるのが、「二荒山神社」。
こちらは、東照宮とは打って変わってひっそりとした神社らしい神社といった感じでした。


新緑の木々に囲まれたなかなかのロケーション。(歩いていて空気が美味しかった) ここは、東照宮から二荒山神社に通じる「上新道」という参道です。


こちらは「楼門」です。立派な門で綺麗。なんだか分からないけど、ありがたかった(笑)。


「夫婦杉」もあったり、


本殿もただものじゃありません。 入母屋造りなんですねぇ~。
淡々と二荒山神社を眺めたあとは・・・

「大猷院」に向かいます。この写真は二荒山神社の神門で二荒山神社を後にするところで、振り向き様の写真です。


「大猷院」には、大勢の守護神像が配置されていて、面白いとのこと。

最初のお出迎えが仁王門の「金剛力士像」。
 
よく見れば、左腕の血管が浮き上がっていて、超リアル。

まずは、手を清めて・・・


さっそく「二天門」には・・・
  
四天王のうち二人(?)がガードしていました。
緑色が「持国天」、赤色が「広目天」です。写真に入れ忘れちゃいましたが、足元では天邪鬼(あまのじゃく)が思いっきり踏みつけられていました。
ちなみに、赤い方の「広目天」は千里眼を持っているんだそうです・・・どんな風に見えるんですかね~。

二天門の裏側は・・・

二天門を潜ったとき、まさに静寂が広がっていました! 夏真っ盛りなのに、ピーンと張り詰めた空気が・・・!(なんか違う)

ふと振り返れば、「風神」「雷神」(笑)
 
この写真をよく観てほしいんですけど、手の指が「風神」は4本、「雷神」は3本なんです。
それぞれ意味がありまして、「風神」の4本は、東西南北を表して、「雷神」の3本は、過去・現在・未来を表しているんだそうです。
ちなみに、二つの神の足指はどちらも2本で、これは、天と地を表しているんだそうです。
「風神」の存在感、凄っ!!

どうです?こうやって見ていくと、興味深いと思いません?

それにしても、四天王のうち残りの2神(増長天、多聞天)は、どこに?
余談ですけど、「多聞天」は、毘沙門天という別名も有していて日本ではこちらの方が一般的かもしれませんね。

さらに、歩を進めると、「夜叉門」がそびえていました。

ここには、四夜叉が徳川家光さんをガードしています。

毘陀羅(びだら)です。膝のところにナマズのようなパットがあって、デザインが斬新!


阿跋摩羅(あばつまら)です。


鍵陀羅(けんだら)です。逆に白って映えますね(笑) 姿勢もなんだか女性っぽくて面白い(笑)。


烏摩勒伽(うまろきゃ)です。 膝パッドが象になっていて、これも不思議・・・
四夜叉の名前は覚え辛いっす! ブログを書き終えた後すぐに名前を忘れてしまいそう。
(まぁ、そのための忘備録だからと、開き直っておきましょう)


「唐門」というそうです。


大猷院を参拝したあとは、近くのお茶屋さんで天然カキ氷(400円)を食べて一服です。

う~ん、来てよかった!

他にも、いろんな場所をダイジェストで・・・
    

今日はこの辺で・・・次回は宇都宮からお逢いしましょう。