ソフトウエアは、作った人の思いどおりに使っていると、どこかに気に入らないところがあるものです。
一切のカスタマイズを認めない、させないという、ガチガチのソフトもなかにはありますが、それは多分頭が固いのではなく、めんどくさいからその仕組みを作っていないのでしょう。
Windows は、さすがにカスタマイズの幅が広く、使いやすいように、手なづけていけばよいものの仲間に入るでしょう。
その一つに、タスクバーの表示の仕方があります。
Windows 7 以降は、タスクバーにアイコンだけがずらっと並んで、作業中のファイルを一時引っ込めておくとき、タスクバーから見つけ出すのが厄介になりました。
何とかならないかと思っていたのですが、それが何とかなることがやっとわかりました。
タスクバーの表示設定で、ラベルを非表示にさせなければよいのでした。
ある状態にさせておくのが当たり前と思う人が作れば、そのソフトは、たとえば見せたほうが便利と思うものでも、見せない仕掛けにチェックを入れておく状態をデフォルトにして、世に送り出されます。
そのチェックを外してやる、つまり「非表示でない状態にする」というやや回りくどいやり方を探し出せば、見せたくないものでも見えるようにできるのでした。
設定手順は次のとおりです。
1.タスクバーで右クリックする。
2.プロパティをクリック ⇒ 「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」の窓が出る。
3.「タスクバーのボタン」の設定が3択になっている。
【常に結合、ラベルを非表示】
【タスクバーに入りきらない場合に結合】
【結合しない】
4.ファイル名を見せてくれないのは、「ラベルを非表示」という意地悪なので、ほかのどれかを選べば表示されるようになるが、まったく結合させないと、タスクバーがすぐいっぱいになりそうで嫌だと思う人は【タスクバーに入りきらない場合に結合】にチェックを入れれば、はじめの意地悪チェックははずれることになる。
この方法は、自分の使っていたファイルを、うろうろしながらでも探すのが好きな方には用がありません。
それぞれお好みでお試しください。