昨年の暮に、あるブラウザでは、ブログに挿入する画像のサイズを変えられないという不便さについて書きました。
しかしあれは間違いで、変えられないのではなく、変えるには回り道を通らなければならないということでした。
画像挿入ボタンを押すと、「画像の挿入/編集」モードに入ります。
そこで「画像URL」、「配置」、「左右余白」の指定をその都度していたのですが、「サイズ」の項は確認だけで変更には使っていなかったのです。
縦か横か、大きいほうの数値をそこで決め、縦横比が崩れないように書きかえればよかったのです。
ただこの操作は、脇道に入って腰のベルトを締め直すような、なんとなくすることがダサい気がします。
それでも、あらかじめ調整しておいたつもりのサイズが大き過ぎれば、またもう一度縮めなければなりません。
そのままでまあいいいわでは、することが中途半端で、いかにも癪ですから。
もし大通りに店がなければ、望みのものを買うには、多少の回り道はいたしかたありません。
むかし住んでいた静かな町で、路地の奥に、OYという名の何でも屋が一軒だけあって、そこの鯛の一夜干しが絶品、それが8インチぐらいの尾頭付きでした。
何の記念日でもない夕食の膳に、にぶ色の赤い魚をときどき載る気楽な日々を味わうには、家の者も多少の回り道は苦にしなかったのだろうと、妙なことを想い出しています。