うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

ゼロの争点

2012年07月08日 | 忘れかけていたこと

ゼロとオーは間違いやすい。
キーボードでもすぐ隣にあるので、ゼロのつもりがオーになっていることがある。
文章の中なら、あ、違っているなだけで済むが、数字データやアドレスの場合、正直者のコンピューター相手には用を成さない。

DOSコマンドをいじったいた時分にはよくお目にかかった斜線入りのゼロという字は、いま一般には使われなくなった。

斜線入りのゼロは判別しやすいので、うまく使う方法はないかという話が出た。
目の早い人が、ラテン文字の中に似たような形の文字を見つけたが、ゼロの斜め上下に斜線が突き抜けているので、素直にゼロとは読み難い。
ファイはゼロの意味があるという強弁を用いる人もいるが、ファイに似た文字で表す空集合の元の数が 0 であるということなので、ごく近い間柄の人を当人だと呼ぶのに似てやや無理がある。

もともとなかったものを便宜上作り出した文字だから、ぴったり当てはまるフォントはなさそうである。

どうしても使いたければ、探し回って似たものを見つけて使い方に苦労するより、作ってしまったほうが勝負が早い。
右上の字をコピーすれば、オフィス文書に挿入できる。

ただしこれは図形なので、文章の中に埋め込みはできても、数字データやアドレスには使えないので、念のため。


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堀場 芳数
講談社

 

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小学館