海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

ハーベール―とぅアーケージュー

2023-04-28 22:59:33 | 米軍・自衛隊・基地問題

 春になり、実家の庭にはハーベールー(蝶)やアーケージュー(トンボ)がやってきて、えさを採ったり卵を生んだりしている。

 アゲハチョウはヒレサンショウの木に卵を産み付けるのだが、放っておくと幼虫が大量発生して葉を食いつくされてしまう。

 さすがに木が弱ってしまうので、農薬は使わずに数を抑えることにしている。

 写真のハーベールーはマッコウの枝で休んでいた。

 池にはいろいろな種類のアーケージュー(トンボ)が来て産卵している。

 写真のアーケージューは産卵のあと、睡蓮の花にとまって休んでいた。

 幼稚園の頃だったか、川でヤゴを採ってきてヨーグルトの瓶に入れて飼っていたら、羽化して瓶の口に抜け殻が付いていた。

 形はそのままに半透明になった抜け殻が不思議で、その時の気持ちと風に揺れる抜け殻の様子を、今でも鮮明に覚えている。

 自然の豊かなヤンバルで生まれ育ったことが、自分にとっては幸いだった。

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4・25 辺野古・大浦湾海上ア... | トップ | 辛淑玉さんの勝訴確定に思う »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事