1月26日付沖縄タイムス朝刊に「藤岡氏の訪問に座間味村民抗議」「軍命・強制は事実」という見出しの記事が載っている。
藤岡信勝氏をはじめとした「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが二泊三日の予定で座間味島と渡嘉敷島を訪れた。その際、座間味島で村民が藤岡氏らの訪問に抗議行動を行ったというものである。その中に次のような村民の声が記されている。
〈村民は、抗議文で体験者の証言や村史の記述を引用して、「集団自決」への日本軍の命令や強制があったことを示し、「(座間味島・海上挺身第一戦隊の元隊長の)梅澤裕氏を絶対に許さない」「座間味村民はあなた方を歓迎しません」と伝えた。
抗議した宮里芳和さんは「私は二十年以上、体験者から聞き取り調査をしたが、『集団自決』に軍命、強制があったことは間違いない事実だ」と話した〉
記事自体は短いものだが内容は重い。藤岡氏らは自分たちがやっていることが、島の人たちをどれだけ傷つけているか考えたことがあるだろうか。
昨年三月末に発表された高校日本史の教科書検定に対しては、座間味村議会や渡嘉敷村議会も全会一致で抗議決議をあげている。
島の最高指揮官でありながら、自らは自決することなく米軍に投降し、戦後60年以上がたって座間味村の証言者が少なくなった中で裁判を起こした梅澤元隊長。自分にはいっさい責任はない、と言いきるこの人の姿は、沖縄における日本軍を象徴するものとして記憶されるだろう。
いずれまた藤岡氏らは、わずか二泊三日の訪問で大がかりな「現地調査」をやったかのように宣伝するのだろうが、座間味島でこういう抗議行動が行われたことをヤマトゥの皆さんにも知っておいてほしい。
藤岡信勝氏をはじめとした「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが二泊三日の予定で座間味島と渡嘉敷島を訪れた。その際、座間味島で村民が藤岡氏らの訪問に抗議行動を行ったというものである。その中に次のような村民の声が記されている。
〈村民は、抗議文で体験者の証言や村史の記述を引用して、「集団自決」への日本軍の命令や強制があったことを示し、「(座間味島・海上挺身第一戦隊の元隊長の)梅澤裕氏を絶対に許さない」「座間味村民はあなた方を歓迎しません」と伝えた。
抗議した宮里芳和さんは「私は二十年以上、体験者から聞き取り調査をしたが、『集団自決』に軍命、強制があったことは間違いない事実だ」と話した〉
記事自体は短いものだが内容は重い。藤岡氏らは自分たちがやっていることが、島の人たちをどれだけ傷つけているか考えたことがあるだろうか。
昨年三月末に発表された高校日本史の教科書検定に対しては、座間味村議会や渡嘉敷村議会も全会一致で抗議決議をあげている。
島の最高指揮官でありながら、自らは自決することなく米軍に投降し、戦後60年以上がたって座間味村の証言者が少なくなった中で裁判を起こした梅澤元隊長。自分にはいっさい責任はない、と言いきるこの人の姿は、沖縄における日本軍を象徴するものとして記憶されるだろう。
いずれまた藤岡氏らは、わずか二泊三日の訪問で大がかりな「現地調査」をやったかのように宣伝するのだろうが、座間味島でこういう抗議行動が行われたことをヤマトゥの皆さんにも知っておいてほしい。