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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

どこまで名護市民をバカにするのか

2014-01-17 07:56:06 | 米軍・自衛隊・基地問題

 自民党の石破茂幹事長は、いま沖縄で一番嫌われているヤマトゥの政治家だ。昨年の11月25日に沖縄県選出の自民党国会議員を屈服させ、椅子に座らせてその前で話している姿は、現代の琉球処分官とさえ言われた。

https://www.okinawatimes.co.jp/photo_detail/?id=59372&pid=91564

 その石破幹事長が16日に名護にやってきて、末松候補を応援する街頭演説で500億円の「名護振興基金」なるものを打ち出している。

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=60795

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-217943-storytopic-3.html

 いったいどこまで名護市民をバカにするつもりだろうか。札束で顔を叩けば名護市民は言うことを聞く、という露骨な「アメとムチ」の手法であり、金をちらつかせて票を得ようとするのは買収行為ではないか。公職選挙法に触れるものだろう。

 三日攻防に入って石破幹事長が名護市に入り、500億円という金をちらつかせて選挙運動をやっているのは、名護市長選挙の動向に政府・自民党が危機感と焦りを抱いていることの証である。しかし、使い古された「アメとムチ」の手法を露骨に出せば、市民は呆れて反発を覚えるだけだ。

 ところで、仲井真知事も連日名護市にやってきて選挙運動をやっているのだが、テレビの映像を見ると元気に歩いている。車いすに乗っていた腰痛はどうなったのだろうか。末松候補の出発式では街宣車の上で挨拶している映像もある。どうやって車上に登ったのだろうか。仮病を使って県民をだますのはやめてほしいものだ。

 


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